【地理】アルシエール地方
『白き加護のアルシエール。
全ての民が平等であり、全ての命が言祝がれる、黄昏の巫女が坐する純白の地。
一番黄昏に近く、宵闇にも近い場所である』
クラル語で『白き光』という意味。
クレイスト大陸の中心で、全ての種族が平等に暮らしている。
一年を通して穏やかな気候で、農作や酪農も盛ん。だが全大陸の中でも宵闇の魔物による襲撃が多く、対抗手段の少ない小村などが標的となっている。
地方の周りはクラリア川で囲まれており、東西南北にそれぞれの地方へ行くための関所と橋がある。
特産品はメルジュ麦、グアラ豚、オーリエ油など。
首都は白陽都市ブランシェール。
アルシエール地方に住む者は皆、神殿から腕章を受け取り身に付けなければならない。他地方からの旅行者も、関所で受け取らなければ入れない。
紐の色と鋳物で出自や職業を明確にしている。
神殿の敷地内で栽培されているカリル草から作られている。
ブランシェールに居住している者は赤、ブランシェール以外の町村に居住している者は緑、居住地を持たない行商人や旅人は青、ターナ街に居住している者は白、他地方からの来訪者は黄色の紐。
鋳物は他地方からの来賓は六角形に白陽、貴族は五角形に八ツ星、職人は菱形に四ツ星、医者は四角に十字、神官は丸に十字、商人は丸に六角形、騎士は盾と剣、町人は二重丸、ターナ街住人は四角に丸、農民や漁師は重ねた菱形など。
【例】
・ブランシェール居住の貴族:赤い紐に五角形八ツ星の鋳物
・ブランシェール居住の鍛冶職人:赤い紐に菱形四ツ星の鋳物
・神殿に登録されている行商人:青い紐に丸と六角形の鋳物
・ブランシェール近郊の農村に住んでいる農民:緑の紐に重ねた菱形の鋳物
・ターナ街に住んでいる商人:白い紐に丸に六角形の鋳物
・ブランシェール近郊の街に駐屯している騎士:緑の紐に剣と盾の鋳物
ブランシェールはクレイスト大陸で一番大きく、発展している都市で、街の中心には黄昏の巫女がいる『黄昏神殿』がある。街自体が大陸の中心にあるため、神殿と巫女は文字通り世界の中心にいる。
街は高い壁によって囲われており、東西南北に門がある。壁の外には住む場所を追われた者たちによって『ターナ街』と呼ばれる粗末な難民街が形成されている。魔物の侵攻を阻む巫女の結界は街の壁までしか届かないため、ターナ街は常に魔物の脅威に晒されている。
ブランシェールは黄昏聖騎士団の本部があり、アルシエール地方の守護に当たっている。
五大貴族の屋敷や商会の本部などもある。
十一年前に北東にあるツヴィアリーという農村が宵闇の魔物に襲われた。
聖騎士団は魔物を退けたが、一夜でツヴィアリーを含めた周囲の町村が五つ壊滅した。現在、周辺地域は魔物が大量発生しており、神殿が立ち入り禁止としている。




