【用語】黄昏聖騎士団
『巫女を守護せし黄昏聖騎士団。
その剣は忠誠の証。
その盾は滅私の証。
黄昏に染まる鎧を纏う、世界の守護者』
黄昏神殿敷地内に本部を置く聖騎士団。アルシエール地方を守護しており、誰もが憧れている。
十三の騎士団から成っており、その頂点に立つ者は『総帥』と呼ばれる。現在の総帥はレオンハルト・ノイエンドルフ。
聖騎士となるには『聖騎士養成学校(士官学校)』を卒業し、騎士団のどれかに配属されなければならない。完全に実力主義の組織で、生まれや人種、立場は一切考慮されず、武功を上げ続けることで昇進する。
例外を除き、ひとつの騎士団の下には十三の師団、ひとつの師団の下には十三の部隊がある。
騎士団に序列はなく、団長たちは性別、人種、年齢など関係ないが、暗黙の了解として金環騎士団が統括ということになっている。
大陸では花形の職業であり、危険ではあるがその分給金はいい。
士官学校を三年で卒業しても、中途採用試験に受かれば聖騎士団に所属できる。稼ぎ口として聖騎士となる者もいるが、中には地元の駐屯兵となる目的の者もいる。
滅私奉公が掲げられているため、どれだけ功績を上げて出世しても、貴族にはなれない。聖騎士団内で冠姓を持つ者は、元から貴族だった者。
【聖騎士団一覧】
■金環騎士団:主に黄昏神殿の敷地内の警護をしている。神殿や巫女を近い場所で守護しているため、聖騎士団の中でも選りすぐりの精鋭が集まる。中には他の騎士団に応援として加わったり、士官学校で教鞭を執ったりする者もいる。団長はレオンハルト・ノイエンドルフで、代々総帥が務めることになっている。
■流星騎士団:聖騎士団の中でも特に武闘派な者が多く、危険度の高い魔物の討伐任務を主に行っている。任務外では鍛錬に明け暮れる、過酷な男だけの騎士団。烈日騎士団とは切磋琢磨する間柄だが、鍛錬場を破壊することが一番多い。団長は獣人と人間の混人であるエドワード・セヴァリー。
■月虹騎士団:頭脳明晰な者が多く集まる聖騎士団。戦うよりも他の騎士団に加勢し、豊富な知識で補助する参謀が多い。士官学校の教師は九割が月虹騎士団となっている。団長は士官学校の学長も兼任している、亜人族のアーヴィン・シュトラウス。
■烈日騎士団:ブランシェールの街中を守護している聖騎士団。要人警護も受け持っており、武術と魔法に長けた者が所属している。比率としては男騎士より女騎士の方が多い。流星騎士団とはいつも鍛錬場を取り合っている。団長は流星騎士団団長のエドワードの妻、人間族のシャルロット・セヴァリー。
■天涯騎士団:騎馬、竜騎に長けた者が所属している。騎士団の中では機動力が一番で、戦闘、伝令、物資運搬、緊急時の応援、果ては式典行進の先頭まで任されるため、多忙さも一番。表に出ることも多いためか、容姿の整った者が多い。団長は竜人のトリスタン・カリスタ・クーディメル。
■星雲騎士団:後方支援を主に受け持っている聖騎士団。聖騎士の食事、寝床、武器などを用意し、損害を受けた町や村で炊き出しを行うこともある。かといって戦闘能力が劣っているわけではない。人種の割合が一番平均的。団長は獣人族で蜜飴栗鼠種のグレイシア・ガノラス。
■空明騎士団:内偵、斥候、諜報、情報収集を主に行っている、謎の多い聖騎士団。団員たちの正確な数や名前などは一切非公表で、知っている民も少ない。『レイス』という者が団長だが、名前は代々の団長が引き継ぐもので、本人の個人情報は少ない。
■白夜騎士団:医療騎士と呼ばれる、回復魔法や医療に長ける者が多く、傷ついた騎士や民の救護を行う。騎士団の中では穏やかな性格の者たちが一番多い。団長は人間族のマルグリット・エルヴェシウス。神殿の神官長でもある盲目の女。
■凍雲騎士団:常に『最前線』を求め、魔物を探して遠征を続けている聖騎士団。宵闇の魔物に復讐心を持つ者が多く、苛烈な性格をしている者が多い。神殿に戻ることも滅多にないため、ある意味では一番過酷な騎士団。団長は両腕が義手の竜人族、ヴィヴィアン・オクリーヴ。
■碇星騎士団:船舶を保有し、クラリア川を使う貿易船の船の警護や、海賊を取り締まっている。団員の中には犯罪者だったが更生して聖騎士となった者もいる。聖騎士団の中では風紀も緩く、頭の固い碧天騎士団とは仲が悪い。団長は竜人族のデイヴィッド・フューリー。
■碧天騎士団:聖騎士団の総則の他に、個別に団則を持っている規律に厳しい聖騎士団。魔物の討伐だけでなく、犯罪者の捜査や捕縛も行う。団長は亜人族のエーリッヒ・バルヒェット。入団には成績だけでなく入学当初からの修学態度も加味され、エーリッヒの面接によって決められる。
■銀鉤騎士団:獣人族が多い、屈強な聖騎士団。真面目で努力家な者が多く、華々しい活躍は少ない。しかし強固な守りは聖騎士団いちで、殿や防衛戦に強い。様々な種族の獣人が集まっているため、場所を選ばずに戦える。団長は質実剛健な獣人族のマイルズ・スィロヴィー。
■薄明騎士団:士官学校の四年生から入団する、候補生のための聖騎士団。団長で教官のヴィンセント・セルヴァ・アクスィスの下、聖騎士になるために勉学と武芸に励む。時には他の聖騎士団に加わり、任務に就くこともある。そのため、正式な団員は団長のヴィンセントひとりだけ。




