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レイナと噂と流星の魔女

すみません、明日更新予定だったものを先に出来上がったので更新します。

明日の更新は別途行いますのでよろしくお願いします。

「はあ」


 私はあの日……オークキングに隕石を落として以来、ある悩みに頭を抱えていた。

 それは……。


「大丈夫ですか、流星の魔女、レイナ様」

「あぁあああああああああああああああ!!」


 そう、私の悩みの種はこれ、痛い二つ名である。


「流星の魔女レイナ様、大丈夫ですか!」

「その二つ名止めてぇええええええ!!」


 私を呼びに来た(?)騎士の人に心配されるも、一言余計である。

 痛い、痛すぎる、居た堪れない。

 

「流……レイナ様はこの二つ名がお嫌いなのですか」

「そりゃね……恥ずかしいでしょ」


 自分のやらかしとはいえ、北の大平原に無数のクレーターを作り、不本意ながら二つ名まで付いた。

 こんな恥ずかしいことは中々ないと思う。


「そうですか……では、レイナ様。国王陛下がお呼びです」

「え、あぁ……うん……」


 どうせろくでもない話だろうね。

 例えばそう……「お前何してくれてんだ、平原が穴だらけじゃないか」とかね。


「まいっか……行きます」

「はい、ご案内します」


 そういうことで、私は国王様に会う事になった。

 因みに会うのは応接室、謁見の間を使うような話ではないようだ。


「失礼します、レイナ様をお連れしました!」

「入れ」


 私は声に従い中に入る。

 すると宰相、財務卿、軍務卿、騎士団長が揃い踏みだった。


「えーっと、何の用でしょうか」

「うむ、実はレイナ殿、貴女に話があってな」


 国王様はそう言いながらも椅子に掛けるよう促す。

 とりあえず私は逆らわずに勧められた椅子に座っておく。

 国王様と対面する形だ。


「それで、話とはなんでしょう?」

「うむ……レイナ殿のあの魔法……アレについてだ」

「あぁ」


 やっぱりその話だよね、うん。


「何かありましたか?」

「いや……そうだな、順を追って話そう」

「はい?」


 順を追って? 一体何を話されるの私。


「だがまず、先に聞かせて欲しい、貴女は我々人類の味方か?」

「はい??」


 え、何その、え、規模っていうか。人類の味方かって。


「もう一度問おう、貴女は人類の――」

「待って待って、何でそんな話になるんです?!」


 どう考えてもおかしい、私は明らかに人間、人種側のハズだ。

 現にあの魔法だってこの国を救う為に使ったつもりだ。


「そうだな、それを話すべきだったな」

「お願いします」


 そんなわけで、何故突拍子もない質問になるのかの説明を順を追って受けた。


「まず、オークキングの率いた群れの討伐には感謝の意を表する。国を代表して礼を言わせて欲しい」

「いえ、まああのくらいならね」


 高々オークキングとその他多数だ、面倒だからメテオ・フォールを使ったけど、本来なら広範囲魔法で削って行ってもよかったんだけどね。


「その上で、失礼を承知で言うが、我々は貴女を完全には信用できないでいる」

「それは、何故でしょう」

「力の大きさ故だ。その力は一個人には余る力だと我々は考えている」


 その我々にはきっと、国王様以外の、ここに居る全員と他大多数も含まれてそうだね。


「巷では流星の魔女などと呼ばれ始めている様だが、民衆の中では概ねいい意味では使われていない。恐怖の象徴のような扱いだ」

「うわあ」


 痛い二つ名な上にいい意味じゃなかったとか。最悪だね。


「もちろん、国を救ってくれたと知っている者たちは良い意味でその名を使っている、尊敬や憧れだな」

「なるほど?」


 つまり私を知らない人たちに力の大きすぎる私を怖がられているってことだね。


「そこでもう一度問いたいのだが――」

「私は人類の味方ですよ」


 言われるまでも無く人類の味方のつもりだ。まあ、人類が敵にならなければ、だけど。


「そうか……ではそのように触れを出す。流星の魔女は人類の味方であり、心強い友であるとな」

「それはよかった」


 信じてないっていう割に、私の言葉はあっさり受け入れられた。

 まあここで変に信じられないとか言って拗れたら後が怖いとか、そんなことも考えてそうな顔も何人か居るんだけどね。


「それじゃあ私はこれで戻っても良いですか? 今日も訓練があるので」

「あぁ、構わない、後のことは任せて欲しい」

「はい、お願いします」


 私はそういうと、部屋を後にし、サロス君とアイシェの訓練に向かうのだった。


ご読了ありがとうございます!

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次回更新は明日を予定しております。


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