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第74話 クリエイティ部部長

 相変わらずテンテン部長は騒がしい人だよなぁ……一気に疲れてしまったぞ。


「うるさいぞ天翔!! 大人しくさっさと席につくんだ!! それにお前は人一倍声が大きいんだから、もっと声のトーンを下げて話してくれないか!? 分かったか、天翔!?」


「は~いっ、分かりました~っ!! 『カイカイ』怒ると怖いし逆らえないもんねぇ~っ!」


 これは凄いぞ!!

 さすが生徒会長だ!!


 あの天翔部長が海藤会長の言う事を素直に聞くなんて……なんか『夢』を見ている様だぞ。ってか、テンテン部長は海藤会長の事を『カイカイ』って呼んでいるんだな? 海藤だからカイカイってか……これは分かりやすいな。てことはやはり根津部長の『ゲンゲン』がめちゃくちゃ気になってしまう俺がいる。



 ガラッ、ガラガラッ……


 ん? なんか小柄な女子が入って来たぞ。


「おっ、やっと来たか津田君……今日も相変わらずマイペースの登場だな?」


「フンッ、当たり前だ。芸術家が人に合わせてどうする? 人に合わさせるってのが一流の芸術家っていうもんだ!!」


 うわぁ~また変な人が来たよ~っ!!

 どう考えてもこの人が『クリエイティ部部長』だよな!?


「フフフ、まぁいい。とりあえず早く席についてくれたまえ。私も色々と予定が詰まっていてな、あまり時間が無いから早く総会を開催したいんだよ」


「フンッ。アタシがあんたの言う通りにするとでも思っているのかい? まぁでも、部室からここまで歩いてきて少し疲れたから座ってやってもいいけどな」


 何、この人!?

 もしかしてツンデレか?


「それなら丁度良いい。冷たい飲み物も用意してあるからさっさと席について喉でも潤してくれ」


「フンッ、『クールメガネ』にしては気が利くじゃないか……」


 なっ、何ちゅう会話だよ!?


 この津田部長もややこしそうな人みたいだけど、それをいとも簡単に相手をしている、クールメガネ…いやっ、海藤会長はやはり凄い人だな!!


「それではそろそろ四大茶部総会を開催するとしようか……」



「ちょっとちょっとちょっと~カイカイ、少しだけ待ってくれないか~い!? 僕はミヨミヨの隣の席に座りたいんだけど、なんで僕の隣がゲンゲンのなんだよ~っ!?」


 な、なんだよ!?


 急に大声を出したかと思えばテンテン部長は美代部長の横に座りたいだとぉ!?

 美代部長の隣に座っていのは俺って決まってるんだよ。なんてったって今日の俺は美代部長のボディーガードみたいなもんんだからな!!


「私はテンテン君の隣は絶対に嫌です。私の隣は一矢君じゃないと困ります……」


 み、美代部長、よく言えました!!


「え―――っ!? ミヨミヨ、そんな無理をしなくても良いんだよ~っ!? たまにはワガママを言っても良いんだよ~っ!!」


「べ、別に無理はしていません。私はテンテン君の隣だけは絶対に嫌なんです……」


「ハッハッハッハ!! 天翔、越智子ちゃんにこんなはっきり言われてるんだから諦めなよ!!」


「何を言ってるんですか~ゲンゲン!? 諦めたらそこで試合終了じゃないですかっ!!」


 『ポジティ部』の人間はマジでこの言葉、大好きだな!?


「あのさぁ、アンタバカなの? 1年の頃から『オッチー』を口説いているけどさぁ、あんた全然相手にされてないじゃん。もう2年も経つんだから、そろそろ諦めたらどうなのさ?」


 オッ、『オッチー』!?


 いや、今はそこに引っかかっている場合じゃないよな!?

 このままではいつまで経っても総会が開催されないぞ!!


 ここはやはり俺が折れた方が良いのかもしれないな。


「あ、あの~ちょっとよろしいでしょうか? 部長でも無い俺が総会用の席に座るのもどうかと思いますので越智子部長の後ろに俺が立ってボディーガードをするっていう形でいかがでしょうか? それでこの場は丸く収まると思うのですが……」


「フフフ……まぁ、布津野君がそれで良いなら私は構わないよ。それに早く総会を始めたいしね。越智子君も天翔もそれで良いかな?」


「ひ、一矢君に立って頂くのは申し訳ありませんが後ろに居てくれるのはとても心強いです。あと一矢君、私のことはちゃんと『美代部長』って呼んでくださいね?」


 美代部長、この場面でもこだわるんですか?

 許してくださいよぉ?


「さっすがヒトヤン君だな~っ!! 『ボディーガード』ってのは少し引っかかるし僕がやりたい役目だけど、今回はヒトヤン君の提案で構わないよ~っ!! ミヨミヨの隣に座れるだけで最高だしね!!」


「よし、決まりだな。それでは今から総会を始める前に津田君、テーブルの上に足を乗せるんじゃない!! 彼女が足を下ろしたら総会を始めるとしよう」


「あ、あの…ちょっとだけ待っていただけませんか!?」


「ん? どうしたんだい布津野君? 早く総会を開催したいんだが……」


「す、すみません!! で、でもさっきから凄く気になることがありまして……」


「何だい? 言ってみてくれたまえ」


「は、はい……実は皆さんのお名前なんですが、できれば『フルネーム』を教えていただけませんか? 先程から色んな呼び名が飛び交って頭の中がゴチャゴチャしてるんですよ。それにそろそろ読者からも早く皆さんのフルネームを発表しろって言われそうですし……」


「ん、読者だと? 君の言っている意味が分からんが……まぁ、そうだな。まずは初めて参加する君の為に自己紹介でもしようか。では最初に私から自己紹介をさせてもらうとしよう。私は名染伊太学園生徒会の『海藤襟斗かいどうえりと』だ。そして私の横に立っているのが『副会長』の『卯馬霧亜ううまきりあだ。よろしく頼むよ』


『かいどうえりと』に『ううまきりあ』……


 う~ん……


 あっ!!

 も、もしかしていつもの苗字と名前を逆さにしたら……


 『えりとかいどう』に『きりあううま』……


 ……!!!!


 まずは生徒会と副会長に突っ込み一発だな!? 心の中でだけども。



 エ、エ、『エリート街道』に『キャリアウーマン』かよーっ!?


 ってか……


 今回、難し過ぎるわ――――――――――――っ!!!!

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