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第100話 初心者かよ!?

お陰様で100話まで来ました。

「皆さん、おはようございます!! 遅くなってどうもすみません!!」


「おぉ〜舞奈、おはよう!!」


「ひっ、一矢君!! お願いだから、舞奈ちゃんの事を決して褒めてはいけないよっ!!」


 わっ!! 子龍先輩、今絶対に余計な事を言ってしまったぞ!!


「しっ、子龍先輩どういう事ですか!? なんか今とっても失礼なこと言いましたよね!?」


 バッシィッッ!!!!!!!!


「フゥンギャ―――――――――――――ッッ!!!!!!!!」


 なっ、結局こうなる運命なんだよ……


「しかし舞奈、お前の荷物めちゃくちゃ多くないか? たかだか2泊3日の夏合宿で、旅行バックが3つもあるなんてさ。一体、それらのバックには何が入っているんだ?」


「ひっ、一矢も失礼な人ね!? 女の子はね、色々と必要な物があるのよ!! それに、バックの1つには大量のお菓子が入っているだけなんだから。だってほら、今日は車で現地まで行くんでしょ? 途中のサービスエリアで買ったら割高だしさぁ……だから昨日、近くのスーパーで安売りしていたお菓子を大量に買ってきたのよ!!」

「舞奈、お前……1人でバック1人分のお菓子を食べる気かよ!?」


「たたた食べる訳ないでしょ!! もう、あんたバカじゃないの!? みんなの分も買って来たに決まってるじゃない!! 一矢、もしかしてあんた……私が毎日、大量のお菓子を食べているから太っているとでも言いたいんじゃないの!? えぇそうよ。きっとそう思っているに違いないわ!! ハイハイそうですよ……どうせ私はデブですよぉぉ……」


 しっ、しまった!!

 舞奈が『超マイナス思考女子』だって事をすっかり忘れていたぞ!!


「ま、舞奈ゴメン!! そんな事は全然思ってないからさ!! あぁそうだよな……舞奈は皆の事を常に考えてくれる優しい奴だったな!? さっきは俺がどうかしていたよ!! そっ、そんな事よりも今日の舞奈の服、めちゃくちゃ可愛いよな!? めちゃ似合ってるいるぞ。きっと俺は舞奈を見惚れ過ぎて、思考回路がおかしくなったんだと思う。だからつい変な事を言ってしまったもかぁ……」


 頼む、舞奈!!

 今の言葉で何とか機嫌を直してくれ~っ!!


「わわわ私の服が、メチャクチャ可愛くて、メッチャ似合っているですって!? ああああ当たり前じゃないの!! ひっ、一矢なんかに言われなくても……か、可愛いに決まってるじゃない!!」(ポッ)


 ぃよしっ!!

 これは機嫌が良くなった時の舞奈だの態度だ!!

 でかしたぞ、俺っ!!




 プップッーー!!!!


「 「 「 「 「 「ッ!?」 」 」 」 」 」 」


「オーッス、ダーリンとその他大勢のミジンコ共よ!! 朝から校門の前で騒がしい奴等だなぁ。まぁ、お前等には今まで縁の無かった『夏合宿』に行くのだから、興奮する気持ちは分かるけどなっ!! ハァーハッハッハッハ!!」


 ルイルイこそ、朝から失礼な事を連発しやがって……


「ところでルイルイ、本当に大丈夫なんだろうな?」


「何が大丈夫なんだ。ダーリン?」


「その『ダーリン』って呼び方は止めろって言ってるだろが!! それよりも『今日はルイルイに運転を任せて大丈夫なのか?』って聞いているんだよ!! だってそうだろ? 車のボンネットに思いっきり『初心者マーク』が貼られているんだぞ。不心配になるのは当然だろ?」


「大丈夫だ。心配するなダーリン!! まさか私がダーリンを乗せて事故でも起こすとでも思っているのか? 安心するんだ。何がなんでも、私とダーリンだけは生き残る様にするからさ!!」


「バカ野郎!! 全員、生きて別荘まで連れて行けっ!!」


「冗談だ。冗談だって。まぁ、良いから全員早く車に乗れ。予定よりも少しだけ出発時間が遅れているのだからな」


「ハイハイ分かったよ。さぁ皆さん、車に乗り込みましょうか? って、美代部長、さっきから何をしているんですか? なんか両手を頭の後ろにやってゴソゴソされてますけど……」


「わ……私も菜弥美ちゃんやテルマちゃんみたいに、か、髪型を変えれば、ひ……一矢君に褒めて頂けるかと思いまして……」(ポッ)


 な、なんて素敵で可愛らしい人なんだっ!!??

 う~ん、抱きしめたい!!

 

 今日からの夏合宿、絶対に美代部長に沢山の楽しい思い出を作ってもらうぞ!!



――――――――――――――――――――――――


ブッブ―――ン ブ――――――ン……



「ところでルイルイ?」


「なんだ、ダーリン」


「ルイルイはいつ車の免許をとったんだ? 初心者だから、まだ免許をとって1年も経っていないんだろ??」


「あぁ、そうだな。この間の『ドッチボール対決』の時に教習所の『卒業試験』を合格して、先日の終業式の日に『試験場』で試験を受けて合格して直ぐに免許を受け取ってきたんだ。これも全て今日の為に取った様なものだ。本格的に運転するのは今日が初めてだしな!! しかし我ながらなんて生徒思いの教師なんだろう。でもまぁ、そんな事は全然気にしなくて良いぞ!! 別にお礼なんて言わなくて良いからなっ!! ハーハッハッハッハ!!」



・・・・・・・・・・・・



「ル、ルイルイ……てめぇ……」



 ふざけるんじゃねぇ!!

 そんな免許とりたてほやほやの人間に俺達の命を預けれるかよ―――――――――――っ!!!! 


「た、頼むから降ろしてくれ!! 俺達は電車で行くからさ!!」


「心配するなダーリン!! 私のドライビングテクニックを信用しろ!!」


「信用できるか!!」


「予定より時間が遅れているから少し飛ばすぞ」


「俺の話を聞いてるのか!?」


 ギュイ――――――――――――ンッ!!!!


「 「 「 「 「 「ウギャ―――ッッ、助けてくれ~!!」 」 」 」 」 」 

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