表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/5

プロローグ 宝の持ち腐れ。

勢いで書いた。

後悔はしている、反省はしていない。

続きが気になる方は、あとがきまで(*‘ω‘ *)









 ――この人生に、意味などあったのだろうか。


 貧困街に生まれ、両親もおらず。

 俺は貧弱な体格のせいで、他の奴らからいつも袋叩きにあっていた。



「おい、このやせっぽっち! 反抗できるなら、してみろよ!!」



 ひと際体格の良い、主犯格の少年がそう言う。

 俺のことを足蹴にしながら、その薄汚れた顔に意地悪な笑みを浮かべて。こちらがやめてくれ、と訴えても変わらない。

 この時の俺は、もう諦めていた。


 だから無抵抗。

 そして、だんだんと遠退く意識に身を委ねた。



「あはは! 気絶しやがったよ、こいつ!!」



 最後に聞こえたのは、そんな言葉。

 でも、俺は薄々理解していた。これは気絶ではない、と。


 緩やかな『死』なのだと。


 意識は真っ暗闇の中に。

 俺は全身から力が抜ける感覚を抱きながら、眠りについた。









「おい、この赤ん坊泣かないぞ! 大丈夫なのか!?」

「息はしている。心配ない――だが、こんなに落ち着いている赤子は珍しいな」

「そうだな。もしかしたら、将来は大物になるかもしれない……」



 次に目を覚ました時。

 俺の身体はいっそう小さくなって、大人たちに抱え上げられていた。何が起きているのか、まるで理解ができない。

 そう思っていると、一人の男性がこう叫ぶのだった。



「嘘だろ、信じられない……!?」



 何かが、輝いている。

 それを見た大人たちは、いっそうに色めき立った。

 そして俺を再度見て、こう言うのだ。



「この子はまさしく、天才だ……!」――と。






 それが、転生した俺にある最初の記憶。

 ジーニアス・アークレイトとして、始まりの記憶だった。



 


面白かった

続きが気になる

更新しろよ!?


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより★★★★★評価など。

創作の励みとなります。


応援よろしくお願いします!

<(_ _)>

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 新作投稿お疲れ様です(◍•ᴗ•◍) [一言] 続けられるならなぁ!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ