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俺はここが異世界と思っていたが違うらしい  作者: サー島
第二章-少年編-
19/21

今世の引っ越しは俺には楽勝になっていた

俺たちノア御一行は日本に着き、今日はホテルに泊まることになっている。

なので、明日から日本でのマイホームに向かい引っ越しの作業をすることになっている。

季節は春なので今は丁度日本の学生は春休みに入っているのでノア達学生も次の年度からの編入の予定である。

ノアは中学二年生に、カレン達は高校三年生に編入になっている。

編入場所は都内ではなく首都圏近郊にある大きな私立の学校である。ちなみに中高一貫校だったりする。

ちなみに引っ越し先はその隣の県にある農業が盛んなところである。これはクレアの案でキラの職業を活かすためだとか。


そして、ノア達が都内のホテル泊った次の日


「よしっ!今日は新しいマイホームに行って引っ越しをするぞ!10時に荷物が届くから電車に乗って行くぞ!今から出発して1時間半くらいかかるから丁度に着くよな?クレア?」


「はいはい、そんなに叫ばなくても家は逃げないよ。そうよ、でももう少し早く行きたかったけど誰かさんのせいでねーキラ!」


「す、すいません・・・」

キラが元気よく今日の引っ越しの日時を言い出発の合図を叫んでいたが。クレアに話を振ったら鋭い視線に合わせて皮肉を返してきた。それに対しキラは謝ることしかできないでいた。

そう、出発が遅れた原因はキラの朝寝坊である。その理由を聞いたら誰もが笑うだろう。


その理由は

「すまん!明日のことでワクワクしすぎてなかなか寝付けなくて朝起きれなくなっちゃった。ホントすまん!」


その理由を聞いたノア達は皆思っていただろう。

(((((子供かって!?)))))


まじで皆思っていたでしょう。

今どきの小学生でもそのようなことはしないであろう。

そうゆう一面があるからこそ憎めないんだと思う。

まぁ、寝坊は寝坊だけどな。


最初のいざこざはあったが二つの電車を乗り換えてそれからバスに乗りその後は徒歩でマイホームに向かった。

そして、着いてから一息する暇もなく引っ越しの作業に移った。ホント誰かさんのせいでね。

でもその誰かさんのお蔭で引っ越しの作業は順調に進んでお昼を挟んですぐに引っ越しが完了した。

それも、ママンの鋭くて冷たい視線のお蔭かもしれない・・・

ママン怖い・・・


「はぁぁーー・・・疲れたーーこれで完了か!」

全てを運び終えたキラがみんなの居るリビングに顔を出した。


「お疲れ様、キラ、お蔭で今日中に全ての事が出来たわ。明日からは普通に生活が出来そうね。」

冷たい視線を送っていたママンがそれでも終えたのならキラにねぎらいの言葉を送っていた。

こうゆうところに惹かれたのだろうか。ママンはうまく飴と鞭を使いこなしているようだ。

もしかして・・・・

いかん、いかん思考がそれてきた。


「お母さん!こっちも大体終わったよ!ミーシャとさおりはもう少しかかるみたい。」

カレンも自分の部屋である二階から降りてきてリビングに来た。


「お疲れ様。カレン、でも部屋割りはあれで大丈夫だった?」


「う、うん、多分大丈夫かな?」


そう、今ここにアルフォード家+ミーシャ、沙織の部屋割り問題が発生したのである。

言わずもがな俺の部屋割りについてである。なんせこう見えても年頃の中学生であるからな。

二階の個人の部屋が2人分で3部屋しかなく思春期に入ろうとしているこの身体には異性との相部屋はいろいろと問題が起こると危惧した俺の提案である。

なので、ママンに無理を言って1人部屋にしてくれないかと懇願したのである。

そうすると1階の和室か2階の3部屋を3人で使ってもらうことになる。

その結果この家がマイホームとなるカレンと俺は1人部屋を獲得することに成功した。

居候の身であるミーシャと沙織は相部屋で過ごすことになり、それを2人は快く快諾してくれた。

そして、俺が和室でカレンが2階の1室を自分の部屋とした。

俺は引っ越しの物が少なかったので一足先に引っ越し作業を終えていた。まぁ、持っていくものなんてベッドや机といった基本家具だけだったし・・・少しだけ、少しだけ見えないところで空間移動も使ったこともあるのかなー?ははっ

その次にキラが家の重いものを全て運び終わって、そして今カレンが終わったところだ。


「そう、納得してくれたならいいけど。あと、ひと段落したら休憩もしないとだめよ。まだ、日本に来たばかりなんだから」


「はーーい、手伝ってくるついでに言っておくよ!」


「あと、今日はさおりちゃんから聞いた引っ越しそばを用意するから楽しみにしていてねー」


「了解!初めてのそば楽しみにしておく!」


沙織さん、そんなことをママンに言っていたのか分かってるねーこれぞ日本文化!

この世界でもそばは蕎麦だよね!

早く食べたくなってきたなー

なにせ10数年ぶりだもんな!


それから、ミーシャと沙織も荷ほどきも終わりみんな思い思いに休憩をしていき、夕食になり引っ越しそばを食べて夜が更けていった。

ノアのこの世界での蕎麦の感想は言うまでもなく最高!うまい!の二言に尽きた。

大好物をここまで断食をしているとここまでおいしく感じるのかと思い知った。

でも、できればもう実践したくないが。


それから数日キラのお仕事探しが始まり、学校の準備も終わり、色々な手続きを終え

最後の最後の関門である編入試験も無事皆合格した。


そして、遂にノア達は4月を迎え通う学校の始業式の日を迎えた。

次回学園編に突入かも!?

頑張って投稿できるようにしたいです。

応援よろしくお願いします。

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