思考加速は脳内会議にとても大切だった
こ、ここ、こっここ、が前世の地球だってーー!?
おい、アビこんな事ってあり得ることなのか?
だって、だって前世には能力開花なんてバカみたいにチートな特殊能力は存在してなかったよ!それと俺の記憶にもクラリア王国なんて国も覚えがないし、まぁそれは俺の学習不足なのかもしれないが。もしかして地球のパラレルワールド的な世界で超能力があったという地球になるのかな?
《はい。その可能性もあるかもしれませんね。しかし、わたくしも如何せんこの状況に演算処理がついていけないのが現状です。貴方様からの記憶からだと能力開花の存在が謎のままです。貴方様がここに転生してからわたくしに能力開花の概念をインストールされたので。てっきり世界中に自明な事象かと思っておりました。》
そうだよなーー、家族も使うそぶりも見せなかったし、てっきり適性とかの問題があるのかと思ってたわ。でもまだこの世界に俺みたいな存在が存在しないっていう事が確定したわけではないか・・・
《はい。存在の証明より存在しないという証明の方が悪魔の証明ですからね。ミクロな視点での存在の否定は下策かと思います。もしかしたらがあるかもしれません。》
もしかしたらっ、か――――
俺のファンタジー異世界の幻想はまだ望みがあるってことか。
パラレルワールドで・・・はぁー
元の世界と同じだったという事で半分嬉し、安心したけど転生したなら全く異なる世界での生活ではないことに、自分がここを異世界だと思っていたことに残念、落胆もするよー、はぁー
《はい。それにしても、貴方様その御歳でため息が多いですよ。この世界での言葉で幸せが逃げるとのことがありますから。前世の世界と同じにしても今の貴方様は能力開花が出来ますので郷に入っては郷に従えと言いますし影響が出てくるかもしれませんよ。》
そんなにため息をしていたのか、無意識だったなー
でも、郷に入っては郷に従えっか、急に怖くなってきたな精神が能力開花に影響されるんだもんな。変な能力が開花しないといいんだが、頭には入れておくか。
話変わるけど、いったい今は西暦何年なんだ?死んだ直後か?死んでからずっと先の未来か?
《いいえ。貴方様過去の場合もありますよ。なんせ世界は可逆性でできています。時間は不可逆性とみなされ一方通行のみとみなされますがなんら可逆性でも不思議ではありません。理論上光より速く、超光速となったならタイムリープは可能なのです。だから、転生先が過去だとしても不思議ではなくなりましょう。》
な、なんだとっ!?(もうこれホント何回目だ?)
過去に転生も無きにしも非ずだと!
過去の人と会えるのは興味がそそられるな!
この世界の転生の嬉しさが5割増した!
これであの偉人の時代やったら――――
《はい。それならもう完全に嬉しいようですね。でも聞いてみなければわかりませんよ。聞くまでは分かりません。箱は開けるまで何があるか分かりませんからね。シュレーディンガーの猫です。観測するまでは結果は確率の域はでません。さぁ、開けるのですパンドラの箱を――――貴方様の異世界と思っていたら地球だったの物語が始まるのです。》
ど、どうしたっ!?アビ!急に饒舌になって!?
難しい単語がちらほらと聞こえたが・・・
そ、それもそうか、やっとこの世界の情報が知れたんだここから始まるのか
このよくわからないことが起きている多世界解釈的地球で!
鬼が出るか蛇が出るかにかけて過去が出るか未来が出るかだな! キリっ!
出来れば過去の方がいいかなーとか思っときます。精神面、メンタルとても大切、うん、とても大切
そうと決まれば即行動!前世の家から伝わる家訓や!今に適用されるか知らんけど。
「おねーちゃんたち!いまって地球の年って何年なのー?」
ノアちゃん!?また藪から棒に、まぁいいや、地球の年?西暦の事かな?えーーとー何年だっけミーシャ?」
「もーたくどーして学校では何でもできる秀才なのにこう友達や家族の前だと垢抜けるのかしら?」
「ねーねー、なんでさおりには聞いてくれないの?カレン?ねぇ、なんで?」
「さおりお黙り、話がややこしくする気がしてならないわ。」
「ぶーぶー、ミーシャのどけちー!」
ミーシャとさおりの水掛け論が勃発し始めようとしたところ
「まーま、二人とも、どうどう、で、結局何年だっけ?」
ナイス!インターセプト!おねー様。グッジョブおねー様!
「ええとね!・・・」としゃべり始めさおりに
「それもそうね、私としたことが、それで今の西暦は――――――――
ここにきてミーシャが間に入り会話の主導権を奪取!その先の言葉は
続く
ここに来て転生先の時間を暴露しようとしたがまだ迷ってます。どちらにしようかな?
ぶっちゃけるとどっちも書きたい!
結論は出るのか、次回楽しみにしていてください!迷ってるので時間かかるかもです。
コメントしてくれると参考にしていきたいです!
期待をいい意味で裏切りたい(切実)




