プロローグ
赤い髪の小さな少年がゆっくりと近づく。
「ま、待ってくれ……まだ死にたくなっっっっ」
ドシュッ
「本部! 本部! 応答願う!」
《はぁ……もうめんどくさいなぁ》
『こちら本部、何かあったか?』
「奴だ、゛vanish゛があらわ………ブチッ」
《もう命令された分は終わったし返っていいかな》
あたりには見るも無残な死体が数え切れないほど転がっている。
『おい、どうした? 返事をしろ!!』
「クソっ!!!! これで本部以外は壊滅だ……」
(こうなったら陛下に降伏を決意してもらう他ない、あんな化け物にどうやって勝てと言うのか)
「陛下、どうかご決断を」
続けて兵士たちが声を荒らげる。
「「「陛下!!!!」」」
ドオオオォォォンッッ!!!!!!!!
爆音とともに壁を壊して赤い髪の少年がゆっくりと近付いてくる。
《蟻が1……2……3…………25匹か、これを片付ければ当分は休みが貰えるかな?
まぁめんどくさいしちゃっちゃと殺って帰るか》
「奴だ!! こうげ…… 」「陛下をお守りし……」
ザンッ
「攻撃しろぉっ!」「背後に回れっ!」「絶対ここで仕留めるぞ!」
「はぁ、めんどくさっ」
少年は軽くため息をつくと両手を上に掲げ何かをし始めた。
「……あぁ、神よ……………………」
少年の手の上には禍々しいオーラを纏った炎の塊が出来、それが徐々に大きくなっていく。
「ちれ」
少年がつぶやくと当たりは業火に包まれた。
初投稿です
というか初めて書きました^^;
前々から興味はあったのですがなかなか勇気が……
お見苦しい部分も多々あるかと思いますが
ご教授して貰えるとありがたいです
自己満足小説で自分のペースでゆっくりと書いていきたいと思います