イスラム教
理想国家を考えれば、「一人神の下平等」でいいはずだし、キリスト教の聖書で宗教的に世界を統一しておけばよいはず・・・。
地球以外の他の多くの星でもキリスト教の聖書一本で行っていると思われる。
イスラム教が必要なのは、宇宙人的に考えれば、現在における石油資源の偏在とかかわりがあるのである。
シグマ帝国は、現在のようなアメリカ一国一人勝ちを相当以前に予見して、イスラム教を注入した。
宗教的に凝り固まったというか戒律厳しい宗教地域に石油利権を与えることにより、地球全体のパワーバランスを保とうとした。
テロが横行する状況を見ると、それが良いか悪いかは微妙ではあるが、一国家が一人勝ちしている他の星が、どんな状況になっているかは、今地球に住まう我々には想像がつきにくいが、テロの横行以上に悲惨な状態なのであろうか・・・
放って置けば、アメリカ的な国が一人勝ちするのが、キリスト教の聖書一本で行った他の多くの星において見られ、悲惨な世の中になったのを見てきたシグマ帝国は、イスラム国家が一人前になるのが遅かったので、成功するはずのない共産主義を持ち込んでみたりもして、アメリカ一国一人勝ちを防いだのであろうと想像する。
ひょっとして、宇宙の中で、というかシグマ帝国勢力域の範囲の中で、イスラム教のような宗教を注入したのは、はじめてか、それほど例がなく、イスラム教の一部の勢力によるテロの横行までは予測し得なかったのであろうか?
しかし、共産主義と自由主義の対立時においても、結構悲惨な状態であったし、それに先立つ第二次世界大戦では核兵器の使用という人類史上最も悲惨な状態が生じたわけであって、あの原爆投下時点においては、ドイツも降伏し、まさにアメリカ一国一人勝ち時点であったわけであり、その辺を全部考えると、アメリカ的な一国が一人勝ちしているような星は、その一国の言うことをきかないと、核兵器を使用して屈服させていき、放射能汚染で星全体が大変なことになっていっているのではなかろうか?
地球温暖化で地球全体が大変なことになる前に、放射能汚染で星が滅んだという事例がたくさんあったので、一国一人勝ちだけは避けるべきであるとのシグマ帝国の判断があったのであろう。
つづく