表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/110

魔法について

書き上がったので、投稿します。

あの後30分程で体の中なら自由に魔力が動かせるようになったので次に進むため、本を読みすすめることにした。今度は、どんなことが書いてあるのかな〜。

『君がここを読んでいるってことは、自分の体の中の魔力を動かせるようになったってことだね?おめでとう!これで君は魔術師への道の第一歩を踏み出したんだよ!そんな君には、詳しく魔法について教えよう。魔法には基本属性と相克属性がある。基本は火・水・風・土で、相克は光・闇である。相克属性はお互いに打ち消しあい、適性のない人には使えない。基本属性にも適性はあるが、なくても使えないことはない。だが使うには魔力を多く使うし威力も下がるため、ほとんどの人は適性属性をのばすね。ちなみに氷は水、雷は風に含まれるよ』

こっちもテンプレだな。どの属性に適性があるか調べるには、専用の魔術具がいるようだ。三歳の誕生日に適性を調べるのが慣例なのか。それじゃあ早速練習をと本を読もうとしたら

「あれ?リュー様こんなところでなにをなさっているんですか?」誰かに見つかってしまった!

そこにいたのはイヌミミメイドのキャメルさん。茶色いイヌミミがキュートなメイドさんだ。最初に見たときは興奮したね。リアルイヌミミだぞ!しかも美人!いつか触りたいわー。ってそんなこと考えてる場合じゃない!一歳児が魔法の本を読んでるとかおかしいだろ!

「えーとね〜。ごほんよんんでたの〜!」

「本ってこれですか?魔法の本ですよ?読めるんですか?」

まぁそうなるよな。だがまだまだ!

「おへやにね、だれもいなくてさびしかったの」

涙ぐみながら上目遣いでどうだ!

キャメルさんは顔を赤くしながら「そうですか。じゃあ私と一緒にお部屋でご本を読みましょうね」と俺を抱きかかえた。危なかったなー。と思いながら俺は部屋につれていかれるのだった。


次の日、俺は昼寝の時間にまた書斎へ行った。昨日キャメルさんに見つかったから誰かつくかと思ってヒヤヒヤしていたけど、杞憂だったらしい。だまっててくれたのかな?キャメルさんありがとう!今度耳触らせて!

書斎についたら昨日と同じ本を探した。お、あったあった。高い位置になくてよかった。まだつかまり立ちしかできないからな。誰か来ないうちに読んじゃうか。

『この前は魔法には基本と相克の属性があるっていったよね。今回はそれぞれの最初に覚える魔法を紹介するよ!適性属性の魔法を使って慣れていってね。いきなり魔力をたくさん使う魔法を使ったらダメだよ。下手したら死んじゃうからね!体が重くなったり、だるくなったら休憩すること。無理はしちゃダメだよ。お爺ちゃんとの約束だ!』

お爺ちゃんってテンションじゃないよな、この人。元気なのはいいことだよ。どれから試そうかな〜。適性がわかんないからな。師匠が焔を使うから火は使ってみたいけど、本が燃えるからダメかな?いや、窓から外に向けて打てば大丈夫だな。早速ためしてみよう。 俺は窓の近くにあった椅子を窓の前に移動させた。その後、大きめの本を重ねて段差とし椅子の上に登った。最初の火の魔法は「ファイア」火を起こす魔法のようだ。それでは、手のひらを空にむかって

「ファイア!」

すると体からなにかが抜けていく感覚と共に、手のひらからボッ!と15cmくらいの火がでてきた!

「うわっ!」と手を下げると火も消えた。これが魔法か、すごいな。もう一回できるかな?

「ファイア」

ボッ!と出る火。今度は手を下げずに、火を灯し続ける。25秒くらいたったらだるくなってきたので、(消えろ)と念じる。火はすぐに消える。残ったものは倦怠感。

「結構疲れるなー。運動したのとは違った疲労感だな」

今のままだと、ファイアは30秒くらいしかもたないな。一歳ならこんなものか。他の属性も使ってみたいけど魔力がないな。他の本を読みながら回復するのを待つか。


その後、休憩を挟みつつ他の属性も試したみた結果、俺に適性があるのは火・風・闇だった。他の属性は魔法をだしたら、すぐに倦怠感が襲ってきた。光は発動せず。風の魔法は、そよ風を起こすもの。名前は「ブリーズ」まんまだな。闇の魔法は、周囲を少し暗くする「ダーク」何に使うんだ?火は攻撃、風はバランス、闇は状態異常をひきおこす魔法が多い。三属性ってのは珍しいのかな?基準がのっていないからわからん。この本にはまだ上の魔法ものってるから、部屋に持って帰って訓練だ!




二歳になりました!それに伴い部長の言ってたステータスと才能を見る能力が解禁されました!晩御飯食べてるときにいきなり出てきたんでびっくりしたよ。そしたら俺のステータスも見ることができたんだよ。鏡に映った自分を見た時に、できたんだな。あ、顔は整ってたよ。将来はイケメンだね。親の血を引けて良かった。切実に。そんで俺の能力がこちら。


名前 リューテシア(2歳) 人間

体力 F

魔力 D

筋力 F

生命力 F

理力 D

素早さ F


魔力と理力は一年間鍛えてたからDまで上がっていた。他のは、二歳児らしい低さだな。家族のステータスも出しておこう。


名前 ファイーナ(22歳) 人間

体力 D

魔力 A

筋力 D

生命力 E

理力 A

素早さE


名前 ジェイル(27歳) 人間

体力 A

魔力 B

筋力 A

生命力 A

理力 B

素早さ A


名前 ジュリオ(5歳) 人間

体力 D

魔力 E

筋力 D

生命力 E

理力 E

素早さ E


・・・俺の両親、強くね?Aが連発してんだけど。ジュリオは剣術と魔術を習い始めたからこれからのびるだろ。才能に関しては、何に

をやったらいいかなんとなくわかるらしい。ジュリオは剣と魔術もそこそこのびるけど、それより戦術とか内政面がいいと思うんだ。なんとなくだけどね。

俺が二歳になっていける場所も増えた。普通に歩けるようになって移動範囲が上がったからな。あと俺が歩けるようになったときの両親の喜びようがハンパなかった。母さんは俺を抱きしめてずっとスリスリしてきたし、親父は封印していた殺人グルグル(俺が産まれたときにしたやつ)をやって母さんとヘレナさん、さらにキャメルさんにも怒られてた。それはともかく、いけるようになったところに庭がある。結構広くて子どもが走りまわって遊べるくらいの広さがある。ここでなにをするかというと、

「リュー!いくわよー」

「いいよー」

ポーン

「とりゃ!」

キャッチ!

「リュー、すごいじゃない!」

女の子とキャッチボールをしてるぜ!

これにはちゃんとした理由があって、剣術をするにしても体が弱かったらできないので運動をすることにしたんだよ。そこでキャメルさんの妹、シャネルちゃん(4歳)がいたので俺の遊び相手になってもらっているんだ。キャメルさんの実家は、近くの街で武器屋を営んでいてかなり腕がいいようで親父も武器をうってもらっているっていってたな。シャネルちゃんはお母さん譲りの黒いイヌミミが可愛いです。触りてー!キャメルさんの茶色はお父さんからの遺伝のようだ。キャメルさんのお父さんはドワーフらしいので、似たのは髪の色だけだな、良かった。そんなシャネルちゃんだが、運動神経が良く戦闘系の才能があるようだ。しかもSになれるかもしれないくらいの。獣人の素早さとドワーフの力強さがあわさっているので将来が楽しみだね。この子、育ててみたいなー。

「リュー、早く投げてー」

「っと、ごめんなさーい」

いかんいかん。今は、体作りに専念しないとな。

「いっくよー!」

「どんとこーい!」

シャネルちゃんと遊んでると楽しいしな!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ