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そして、転生へ

戦闘描写は難しいです。

直す場所がありましたら教えてください。

ここで天使の使う技について説明しておこう。

先に言ったとおり力はそれに似たものを使ったことがあるほうが扱いやすい。つまり経験がものをいってくる。だけど俺は日本人なのでそんな経験は全くない。いくら師匠が良くたって一から習っていては何百年かかるか知れたものではない。そこで師匠は俺に『基礎を徹底的に叩き込む』ことにした。ここでいう基礎とは、身体強化とか感覚強化などの戦闘には絶対欠かせないものである。どんくらいかというと『息をするのと同じようにできるようにしなさい!』っていうくらい。いや無茶だろって、俺も最始はそう思ったよ。50年くらい休みなしでスパルタ指導されたときは、マジで過労死するかと思ったね。神界に来て始めの数十年は時間の感覚が人のまんまだったからキツかったな。だがそのおかげで俺は基礎ならどんな奴より上手く扱う自信がある!師匠とかには敵わないがな!その後の450年くらいは箱庭でひたすら実戦経験を積む毎日だった。その結果は、…まぁ見た方が早いだろう。


「という訳でさっさとやるか」 「よし!やるか!」 「本気出しちゃだめですわよー」

と言って拳を構えるベス。

俺も準備するか。

「すぅー。はぁー」

息を吸い気を整える。身体中に力が漲る。感覚が強化され世界が遅くなる。

「行くぞ!」「おう!」

轟ゥ!!とお互いの気がぶつかり突風が巻き起こる。

ドンッ!とベスに接近し、殴りつける。ベスはそれをかわし拳の雨をふらせる。一旦距離をとり、足に一気に力を集め前に弾けさせると、一瞬でベスの前に着地。これはネ○ま流瞬動。できないかな〜と練習してたら再現できた。結構つかえる。ベスに拳を連打。このままいけるか?と思ってたらベスが力を溜めたと思ったら、重い一撃を放った。後ろに飛んで威力を殺すが、それでもかなりキツイな。このままじゃいつまでたっても終わらない。

「おいベス!明日は早いから終わらせるぞ!」「まだ始まったばっかだぞ!?」「いいからいくぞ!」

力を腕と脚に集中させる。激しく発光したあと、腕と脚には白い焔がゆらめいていた。俺が唯一できるまともな技 焔纒。基礎を究極まで突き詰め奥義にまで昇華させた師匠の技。

拳を腰だめに構え、足から腰へ力を練り上げていく。ベスも、構え力を溜める。

練った力を腕に伝え、前に飛び出す。ベスも同時に出る。伝わった力を殴りながら爆発させる!ベスも溜めた力を放ちながら殴る!

「発ッ!」「オラァ!」

ドゴン!ボーーン!!

拳と拳がぶつかると大爆発。衝撃波が起こる。「やりすぎですわーー!!」

煙が晴れるとそこには大きなクレーターが出来ていた。二人はそれぞれ後ろに吹っ飛んでいた。

「クッソー。また引き分けかー」「あー、体が痛い」大した怪我もしていないようですぐに立ち上がる。

「イッセー、すぐに決めようとすんのはよくないぞー」

「うっせー!こっちはお前みたいに強くねーんだよ!痛いのは嫌いだしな!」ドヤっと言う一誠。

「二人ともやってますのー!あんだけ加減しろって私言いましたよね!?」怒り心頭なリア。

「いいじゃんかリア。しばらくできないんだし」「やちゃったもんはしょうがないよな」

「反省しなさーい!!」

この後お説教が待っていたのは言うまでもない。






「それじゃあ君に渡す能力について説明するよ」

翌日、転生をする前に最後の説明をすると言われたんだが、

「能力?チートでもくれるのか?」

「とりあえず聞いて。まず言っとくけど、転生したときに記憶は持っていけるけど力は使えないからね。あげるのは、成長限界をなくし育つのを早めるものと他人のステータスと才能が見えるようになる能力だね」

力を持っていけないのは、当たり前だよな。俺たちが使ってるのは、神様の力なんだからな。

「どういった能力なのか詳しく聞かせてくれ」

「イグナシアでは、人がどれだけ成長するか決まっているんだよね。それが成長限界。これが無くなるから努力すればするほど強くなれるんだよ。成長速度を早めるのは、君自身が弱くちゃ話になんないしね。ステータスってのは、体力・魔力・筋力・生命力・理力・信仰・素早さの七項目に別れていてS,A,B,C,D,E,Fまで7段階にわけられている。基準としては、


S:人間やめてる 勇者・英雄とそのパーティーレベル

次の越えられない壁

A:人間最強 騎士団長・宮廷魔術師長レベル

超え難き壁

B:かなり強い 騎士副団長・宮廷魔術師レベル

最初の 越えられない壁

C;平均以上 熟練兵士・一人前魔術師レベル

D:普通 普通の兵士・新米魔術師レベル

E:弱い

F:貧弱 貧弱ゥ!


みたいな感じだね。これは感覚的なものだから、ステータス=強さにはならないよ。技術は含まれなくて、あくまで才能の段階だから参考程度に捉えてね。他には、職業とか加護も表示されるよ。才能が見えるってのは、鍛えたらこんくらい強くなるよーってもの。これも参考程度にね」

「了解。候補者は自分で探すんだろ?あと産まれる家とか国はどうなるんだ?」

「その辺りは少し色をつけとくから問題ないよ。国も安全で種族差別がないところにするしね。もちろん候補者は自分で探してね。けど、ひかれ合うと思うよ」

「ひかれ合う?」

「君はその子を育てるために転生するんだから。神様も手伝ってくれるよ」

「運命ってやつか」

そうだねと部長が答える。運命か。生前は信じてなかったけど今なら信じれるな。

「まぁ、詳しいことは向こうに行ってから自分で調べなよ。転生物の醍醐味でしょ」

「そうしときます。それじゃあ行かせてください」

「ん。その椅子に座って目を閉じて」と言って指差したのは、黒い社長椅子。俺は言われた通りに座り目を閉じた。

「しばらくお別れだね。転生しても頑張ってね」と言われ、俺の意識は薄れていった。


次話から異世界です。

3/9 ステータスに体力と魔力を増やしました。

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