最高の先生とサドの開花
小説を書く上で、考えるのが難しいのは濡れ場・戦闘・名前だと思います。
「えっと、もしかしてビアンカ?」
「うー」
金髪さんがうなづく。存在進化したのかな?早すぎないか?
ビアンカの顔は、とても整っている。青い目に高い鼻、紅いセクシーな唇。これらが奇跡的なバランスで小さな顔の中に収まっている。よく見ると、とんがった耳が長い金髪からのぞいている。エルフだったのか、どうりで美人なわけだ。
肌は骨のように真っ白で、きめ細かい。スタイルも良く、大きくて形のよい胸。桜色の乳房がチラチラ見えている。腰は内臓が入ってんのか!?というくらい細く、お尻も綺麗なカーブを描いている。
「その、前隠してくれる?」
「うー?・・・あー!!」
ビアンカが、バッ!としゃがんでローブの前を閉じる。素早いな。脳内フォルダに保存したけどね、ビアンカの裸。
「うー…」
ビアンカがこちらを睨む。しゃべれないのか?まだ蘇人だからかな。
「ごめんごめん。いきなりランクアップするとは、思わなかったんだよ」
しゃがんで低くなった、頭を撫でてやる。レアとシャネルちゃんは、こうすると機嫌が直るんだよ。
「うー♪♪♪」
と気持ち良さそうに目をつぶるビアンカ。女の人は、撫でに弱いな。
ビアンカを撫でながら、こんなに早くランクアップした理由を考える。なんかあったかな?・・・もしかして俺の成長速度上昇がビアンカにもきいてるのか?ずいぶんと効果があるんだな。
「うー」
そんなこと考えてると、ビアンカが抱っこする時みたいに手を広げて俺のほうを見ていた。何だ?何して欲しいんだ?
「抱っこして欲しいの?」
首を横に振るビアンカ。
「引っ張って欲しいの?」
また首を横に振るビアンカ。
えっと、レアがこういうことをする時は・・・あ!もしかして、
「ギュッとして欲しいの?」
「う!」
首をブンブンと縦に振るビアンカ。レアとパターンがいっしょだな。
「それじゃあ、するね?」
といって、ビアンカをギュッと抱きしめる。俺の胸にビアンカの頭を抱き込みながら頭も撫で続ける。
「うー…」
ウットリとしているビアンカ。頭を俺に擦り寄せ、手は背中に回して抱きしめている。
「甘えん坊だな、ビアンカは」
と耳元で言うと、「う…」とコクンと頷くビアンカ。
しばらく、そう過ごしていた。
あの後、ビアンカが満足するまで抱きしめさせて、ゲオルグさんのところまで戻った。
街中では、ビアンカが裸ローブだとばれないかヒヤヒヤした。出来るだけ端のほうを通ったのが良かったのか、何とかバレずに戻ることが出来た。
部屋のまで行くとゲオルグさんが
「なんじゃ、女を持ち込みおって。別の部屋でやれ」
「違います!ビアンカですよ。存在進化したんですよ」
「なに?まだないと思ったんだがな。随分と早いな」
「ええ。けど、遅いよりは早いほうがいいですよね?」
「まぁ、確かにそうじゃな」
ゲオルグさんがビアンカを見る。
「こいつ、エルフじゃったのか。ずいぶんとベッピンさんじゃな」
「あ、エルフって分かってなかったんですか?」
「当たり前じゃ!女とは、分かっとったがな」
男と女じゃ骨格が違うのか。
「それで、今日は何を倒したのじゃ?」
「デカゴブリンです」
「デカゴブリン?そんな魔獣いんぞ?」
「あ、違います。ゴブリンを大きくした感じの奴です。突然変異でもしたんでしょう」
「・・・そうかのう。見てないから何とも言えないが、まあお主なら突然変異のゴブリンくらい倒せるじゃろ」
「まぁ、倒しましたけどね」
そんなことを話しつつ、
「それじゃあ、これでワシの授業は終わりじゃ」
授業だったのか。
「これを渡しておこう」
とゲオルグさんが俺に渡したのは、3冊の本。
「これは?」
「火・風・闇の魔術が載っておる。お主の持っとる本には、あまり載っておらんからの。今後も精進せーよ」
「・・・ありがとう御座います。大切にします」
感謝と敬意をこめて頭を下げる。
「フン。大切にするより、使ってボロボロにしてこい」
「はい。ボロボロにします」
俺は、最高の先生に出会えたようだ。
「リュー、その人誰?」
「えっとレア、この人は」
「ねえリュー、誰よその女」
「お姉ちゃん。それを今から」
『リュー、その人だあれ?』
「・・・ごめんなさい」
家に帰ったら、ビアンカがレアとお姉ちゃんに見つかって怒られた。嫉妬してくれるのは嬉しいけど、笑顔で怒らないで。目が笑ってないよ。リアみたいで怖いんだよ。
ひとしきり怒られた後、親父と母さんにビアンカを住まわせてくれるよう頼んだら
「別にいいんじゃないか。リューの従魔なんだし」
「そうね。けど、ちゃんとリューが面倒をみて躾けなきゃだめよ」
あっさり許可をもらえた。躾けるって、ペット感覚だな母さん。
そんなわけで、俺の部屋。
ビアンカは、母さんの服を借りたようだ。白いシャツと赤いスカートをはいている。
「そういえばビアンカって何を食べるんだ?」
「うー?」
ビアンカに食事について聞いてみることにした。
「やっぱり肉?」
こくんとうなずくビアンカ。肉でいいのか。
「焼いたほうがいい?味付けはいる?」
最始は縦、次は横に首を振る。焼いただけでいいのか。
どんくらい食べるか聞いたところ1kgくらいで良いらしい。燃費がいいんだな。
すると、ビアンカが袖を引っ張ってきたので
「どうした?」
と聞いたら
「う、ウー」
と指に手をあて、切る動作をした。んーと、これは何だ?俺が考えてると、ビアンカはさらに切った切った指を口に咥えた。これって、
「もしかして、血が欲しいの?」
「う!うーうー!」
ブンブン縦に首を振るビアンカ。血がご飯になるのか。
「血があれば、肉はいらない?」
首を横に振る。肉はいるのか。じゃあ、血をやってみるか。
ナイフを持ってきて、指先を切る。その指をビアンカの、前にだす。
「はい、舐めていいよ」
「うー!うー!」
俺の指を咥えて、舌でペロペロと舐めるビアンカ。ザラザラ舌が、指を這うたびに背筋がゾクゾクする。
・・・何かエロいな。子どもの指を舐める美女って。俺の指を、一生懸命舐めるビアンカを見て少しいじわるしたくなった。
指をビアンカから離す。
「う!?うー!」
ビアンカが涙目で俺を見てくる。そうだな、
「耳を触らしてくれる?」
「う、うー…」
ビアンカがうなずく。そんじゃ、さっそく
フニフニ コリコリ ハムハム
先っぽ 中あたりを揉んで、甘噛みする。うん、なかなか良い感触。舐めると、少ししょっぱい味がする。
「う!うーーーーー!」
すると、ビアンカがビクビクッ!と背中をそって痙攣したかと思うと、グッタリしてしまう。やりすぎたかな?
「よしよし、頑張ったね。はい、ご褒美だよ」
と切れた指をだすと、
「うー…」
蕩けた目で指を舐めだすビアンカ。今度は咥えずに、舌をだしてチロチロと舐める。頭も撫でてあげると、嬉しそうに耳をピコピコさせる。動かせたんだな。
ビアンカはしばらく指を舐めた後、指を離した。
「こんくらいでいいの?」
「うー」
うなずくビアンカ。
「わかった。それじゃ、肉を貰いに行こうか」
とビアンカの手をとって、食堂に歩きだした。
〈side ビアンカ〉
リューといっしょに森でゴブリンを探していたら、オーガに出会ってしまった。何でこんな王都に近い場所にいるのよ!
幸いオーガは一体だけだったが、それでも軍なら数人の兵士と魔術師で相手をする魔獣だ。リューじゃ、相手になんかならないわ。
だけどリューは
「ビアンカ、下がってて。こいつは少し危ない」
と私を下げて剣を構える。しかも、私が下がった時にホッとしたような顔をした。一人でオーガに勝つ自信があるの!?
私の心配は、全くの無意味だった。リューは、蝶のようにオーガの攻撃を躱しつつ攻撃してると思っていたら、突然止まって剣を構えオーガが迫りくるのにも動じず、剣を振るった途端オーガの足が切断された。
あれって、飛刃じゃない!ベテランの剣士が使う技よ!こんな子どもが使うなんて…。それにリューはオーガと戦っているとき、笑ってた。まるで戦うのが楽しいかのように、そして子どもが小さな虫を虐めるような嗜虐的な笑顔で。そんなリューを見ていると、ゾクゾクする。
「ビアンカ、もういいよ」
とリューが言うので、リューの元まで行く。リューは腕も斬り落としたオーガを頭から押さえつけていた。オーガの首に、魔術で作った氷柱を突き刺す。その途端、体が熱くなっていく。一体何なの!?
目の前が強い光に包まれたと思ったら、もう体は熱くなくなっていた。
もしかして、ランクアップ?まだないと思っていたのに。
「えっと、もしかしてビアンカ?」
とリューが聞いてくるので、声が出せないか試したら
「うー」
とまだ上手くしゃべれないけど、ちゃんと声は出た。やった!少し進歩ね。けどリュー、さっきから人の体をジロジロ見て、一体なんなのよ。
「その、前隠してくれる?」
「うー?・・・あー!!」
自分の体をみると、ローブが前ではだけて丸見えになっていた。バッ!としゃがんで前を隠す。見られた!全部リューに!
「うー…」
何で早く言わないのよと睨んでるとリューが笑いながら頭を撫でてきた。
暖かい…。リューの手、とっても暖かい。もっと暖かくしてほしい。抱きしめて、温めて欲しい。
抱っこをねだる時にの様に、腕も広げる。赤ん坊みたいで、すごく恥ずかしいけどリューの笑顔を見てると甘えたくなる。まだ子どもなのに、そんな父性を感じさせる笑顔なんて卑怯よ…。
リューが私の意図を汲んで、胸に抱きしめてくれる。ああ、とっても暖かいしリューの匂いがする。もっと欲しい。もっとリューが欲しい。
「甘えん坊だな。ビアンカは」
そう言われて、うなずいてしまう。何でそんな、甘い声が出せるのよ。
私は、しばらくリューに甘えていた。ずっと一人で寂しかったのを、忘れようと。
あの後、リューの家に戻りご両親に私が住む許可を貰い、着替えてリューの部屋に行った。街中では、誰かにばれないか本当にヒヤヒヤした。
リューの部屋で、リューは私に食事のことを聞いてきた。もうすぐ夕食なのかしら。
宮廷では、蘇人に何を食べさせていたかしら?・・・えーっと、確か肉と術者の血だったわね。
「やっぱり、肉?」
とリューが聞いてきたので、うなずいておく。やっぱりって何なのかしら?
それに、血も必要なので身振りでリューに血が必要なのを伝えることが出来た。そしたら、リューがナイフで切った指をだした。
それを舐めると、一気に体に多幸感がひろがる。なにこれ、血ってこんなに美味しいの?
リューの指を必死に舐めていると、突然リューが指を取りあげた。どうして!?どうしてとりあげるのぉ!
「耳を触らしてくれる?」
耳?は、恥ずかしいけどいいよ。と声をだすと、耳の先っぽ 中あたりを揉まれ甘噛みしながら舐められた。な、なにこれぇ。すごいきもちいいぃーー!! 一気に絶頂に至ってしまった。
余韻に浸っているとご褒美だよ、とリューの指が出されたので舐める。んぁ。ほんとにおいしぃ。もうこれしか、飲めないよぉ。あまりの美味しさに耳まで動いてしまった。だってホントに美味しいんだもん!
しばらく舐めて満足したので、指を離す。もう私は、完全にリューの虜になちゃったわね。まあ、リューならいいけどね。
ビアンカのキャラが…。
普段はこんなんじゃないんですよ!?