私だけを見る目
やあ、お姫様。こないだは楽しい時間をありがとう。また来てくれないかなってずっと思ってたよ。
会えて嬉しい。さあ、席に案内するよ。また楽しい時間過ごそう。
こないだと同じ飲み物で大丈夫? それとも、特製のカクテル作れるんだけど興味ない?
君をイメージして考えた、俺のオリジナルなんだよ。君が来たら飲んでもらおうと思ってたんだ。どうかな?
いいの? じゃあ作ってくるね。ほんのちょっとだけ待ってて。
トッ トッ トッ
おまたせ! 作ってきたよ。君だけのカクテル。さあ、どうぞ。改めて乾杯だね。今日も来てくれてありがとう。乾杯!
カツン
どう? 美味しい? それは良かった。少し甘くてさっぱりフルーティで見た目も可愛いから君にぴったりだと思ってたよ。
でも、ちょっとグラスに嫉妬しちゃうな。その君の唇は俺に欲しかったのに……
なんてね。いつかあげてもいいよってときが来たらちょうだいね。
今日も暑かったね。来る途中大丈夫だった? 今も顔赤いけど大丈夫? お店の人に言って温度下げてもらうね。
え? 逆に風が当たって寒い? ごめんごめん、気が付かなくて。じゃあ、もうちょっと近づいて隣失礼するね。これで風当たんない? 寒かったらこないだみたいに手乗せてていいからね。
ぴと スリスリ
ふふっ 乗せてくれたの? 暖かい。俺は君がいてくれて暖かいよ。ありがとう♡
それにしても、君ってホント目が綺麗だよね。カラコンでも入れてるの?
え? なんにもしてなくてそんな綺麗なんだぁ。お店の照明があったってここまでキラキラしなくない? とっても綺麗だよ。
その目で他のホスト見ないでよ。絶対、君の虜になっちゃって競争相手増えたら困る。
俺だけ見ててほしい。俺は君だけを見てるよ。
君の綺麗な目はもちろん。艶のある髪。小柄だけどしっかりした身体。可愛い声。
全部、全部好きだよ。
今夜も俺と一緒に同じ時間過ごしてくれてありがとう。
二人の甘い夜に乾杯しよう。




