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第二話 俺の主人

「えっともしかして依頼主って霧崎さんの事なのか?」


「・・・・・(コクッ)」


ビー玉のような目が俺を見ていた。


「まず俺のこと知っているか?一応同じクラスなんだが?」


「知っている」


「じゃ、じゃあ、依頼内容を確認するな?」


やばい、いきなりの事なので若干声があぁ震えている。


「今日一日この屋敷の掃除でいいな?」


「・・・・・・違う」


「え!」


「私が依頼したのは私が許可を下すまでの執事を依頼した」


「ええぇぇ!!」


淡々とした口調で話していた。


「いや、聞いてないよそんなこと!」


「・・・・・でも、あなたは今日から私の執事になった。ちゃんと依頼したから」


くそ!帰ったらまずオーナーを殴らないと気が済まない。


「はぁ~、わかったよ。今日からよろしくな霧s・・・・こういう場合お嬢様とかのほうがいいのか?」



「・・・・・・・・・・・・月夜でいい」


数秒間考えていった。

というか名前月夜だったのか、はじめて知った。


「じゃあ、掃除がしたいので中に入っていいか?」


「どうぞ」


「おじゃまします」


中に入ると驚愕した。

シャンデリアがあり中世の屋敷を意識したような洋風の作りだ。

だが、想像していた壺や絵画がなかった。


「すげえな!確かにこの大きさは使用人とか雇った方がいいな」


家の中を一回り見たすると大体の事がわたった。

基本多くの部屋は使われていなくて、図書館レベルの本があり、なんとキッチンは使った形跡がほとんどない。


「こりゃあ一日で終わる量じゃないな」


まずはじめに掃除、洗濯、庭の掃除などした。

洗濯の際は、ちゃんと下着は自分で洗ってもらった、一回洗おうか?と聞いたら冷たい目で見られた。











「あぁ~~、やっと少し終わった。」


「御苦労さま助かった」


そういい月夜は牛乳を出してくれてた。


「ありがとう、・・・うわ!もうこんな時間だ。そろそろ帰るか」


「え!あ、うん」



どうしたんだ?こんな反応して月夜らしくない。



ぐ~~~~


どこからかお腹が鳴る音がした。


「もしかして、お腹すいているのか?」


すると、月夜は少しうつむいていた。


「わかった、なんか作ってやるよ。リクエストあるか?」


「・・・唐揚げ」


少し頬を染めて言った、学校では絶対に見れないを思い目の網膜にその光景を焼き付けていると


「私、料理出来ない」


まあ、キッチンが使われてない時点で何となく気付いていた。


「わかった、じゃあ座って待ってろ。すぐ作るから」



これから、このような光景が日常になるのかと思うと悪い気がしなかった。

楽しく読んでいただけると光栄です。

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