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王都への旅立ち

「ステータスも最強状態……だけど、どうすれば……」


戸惑いながらも、周囲を見渡す。

草原はどこまでも広がり、遠くには王都らしき城壁が見える。

ゲームで何度も歩いた、懐かしい風景だ。


「とりあえず、王都を目指そう」


立ち上がると、長い髪と鎧の感触、そして胸の重みが改めて実感される。

歩くたびに、胸が揺れる。

「こ、これは慣れが必要だな……」

自分の声も、澄んだ女性の声に変わっている。

思わず頬を赤らめつつ、歩き出した。

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