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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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971件目【サキ「どういう動きになっていくのやら……」】

この裏稼業の仕事がある程度落ち着いてくれば、来年の馬主の仕事も気兼ねなく出来るんですが………今の状態が続くってなると、牧場主さんに全部を丸投げすることになっちゃうかも。


私の意思やら何やらを伝えて………今の時代ならリモートでも話は出来るから、それでなら時間の都合が聞きやすいかも。


リアルフェイスの競走馬についての件は、時間に余裕が出来るまではリモートになるのかな。丸投げだと心配だし。騎手とか調教師にも良い悪いがあるはずだから。私が気に食わないヤツ……それこそ、リアルフェイスが気に食わないヤツに任せたくはないから。


丸投げは絶対に駄目だね。


リアルフェイスの気持ちが分かる私がちゃんと対応しないと駄目だ。


私の黒喰なんだけど、人間以外の哺乳類の感情なら人間と同じように読み取れるんだよ。ちゃんと頭の中に日本語として。


日本生まれの日本育ちの哺乳類しか見掛けたこと無いから、アメリカの動物になってくると、英語になってくるのかもしれないけど。そこら辺は分からない。


後、哺乳類限定であって鳥類、爬虫類、魚類は勿論………虫や微生物っていうのも、黒喰の対象外になってくる。


そして、動物の心理までも読み取れるということは水月と未來には出来ないこと。私だけ進化している?のか分からないけど、能力としてのスペックが2人とは明らかに違うものがある。


この差は何なんでしょうかね。


私は主人公補正っていうことで仮説を立てていますが。主人公補正っていう以外の言葉で片付けられなさそうだし。それ以外に何があるんだ?って思っておりますから。



私の体、どういう作りになってるんでしょうね?



「私の案としては藍姉ちゃんのように異界に行ってまで殺しをしたいとは思わない。そうしなくても良いような形には出きるはずだから。でも、藍姉ちゃんの予想した通り………連中は既に異界の方で別の拠点を作っては、私達の動きを探っているみたい。私の方でも色々と繋がりがあるから、そこら辺をちょっと探ってもらったら………私達を異界に誘導することそのものが狙いっていうこと。自分達が勝っても負けても、死ぬようなことになっても大丈夫なようになっているようで。詳しいことは分からないけど………向こうに行って戦いを行うことが、向こうにとっては自分達の罠にまんまと嵌まってくれたってところになるのかなと」


「藍華の言われた通りにやっていたら………私達は相手の罠に引っ掛かっていたってことになるのかな?いや、藍華に言われたからって、私達でも自分達で調べていたから、遅かれ早かれ藍華の作戦には乗らなかったと思う。藍華も自分で気付いていたと思う。それが予定よりも早い段階で分かったってところ、なのかな?」


「どうだろうね。ある程度は早い段階で気付けたってところかもしれないね」


「こうなることは間違いなかったけど………今じゃなくて、もっと先の話………それこそ、お盆のライブ前とかになっていたんじゃないのかなって思ったり思わなかったり……」


「私だったら、それくらいに気付いていたかもね。そこら辺が向こうも何か仕掛けてくる第一段階っていうところでもあったかもしれないから」


「後輩に膝枕されながら言うもんじゃねぇよ、そういうのは」


「ぬっ?」

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