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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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962件目【トウカ「問題発言ばっかりやんけ!」】

「藍姉ちゃんは仕事のストレスでおかしくなっちゃったのかな………?仕事のストレスだとしたら、社長の責任だな。これは社長を殺すしかなくなる!」


「うちらの仕事まで減りそうだから抑えてくれ!」


「誰も俺自身の心配はしてくれないみたいだな……」


「はい」


「勿論です」


「………………………………………………………」


「バッサリ逝ったな、社長」


「余計なことを言わなきゃ追い撃ちを掛けられることもなかったのに………」


「口は災いのもとっていうのは、こういうことなんだな……っと」


「災いの源に手ぇ突っ込んでみたら、ダメージ負うのは当たり前」


「藍華、災いの源とか言われとるやん。アイドルが言われることは無い言葉よ」


「事実だからな」


「ちょっとは否定しなさいよ!」


「てか、さっきからずっとスマホ見てるよね?藍姉ちゃん」


「あっ、あぁ、うん」


「何見てるの?」


「漫画」


「スマホで漫画読みながら今までの話していたの!?なんか真剣に見ているから、そんなに重要なことなのかな?って思っていたら………漫画かい!」


「おふざけ状態入ってるから良いかなって思って。真剣な(はなし)している時はいじらないから。私だってそこまで不真面目じゃない」


「いや、変なところで真面目なヤツっていうのが藍華に対しての共通認識だと思う」


「で、何を見てるの?そんなに真剣にギャグマンガ見ているとは思えないし」


「しかめっ面でギャグマンガ日和とか見ていたら、それこそ藍華の精神状態を本気で心配する。一回ちゃんと精神科で見てもらわないと」


「そ、そこまで言わなくても………」


「藍姉ちゃんはラリってるけど、ちゃんと芯の通った考え方をしているから!ちゃんと色々と考えて動いているからこそ、今の私達があるんだから!」


「そこまで色々とってほどは考えてねぇけど………色々と真剣に考えている人間が、ワケ分からんことを言いながら、しかめっ面でスマホで漫画読んだりしないだろ」


「折角フォローしてあげたのに……そんな言い方しなくてもいいじゃないか!」


「てか、何読んでるの?ギャグマンガじゃないってなると………ちょっとシリアスな恋愛漫画とか?」


「DEATH NOTE」


「えっ?デスノート読んでるの?」


「ちょっと発音意識しているのがイラッと来たな」


「べ、別にそこはいいじゃんか………」


「今読むもんじゃなくね?家帰って読んでろよ」


「いや、なんか、参考になりそうことがあるのかな?って思って。ドラマとかで見ていたけど……要は天才殺人鬼と天才探偵が心理戦を繰り広げていくっていうのが物語の展開じゃん。お互いに腹の探り合いをずっとしている………原作の漫画だったら、そこら辺がもっもちゃんと詳しく書かれているんじゃないのかな?って思ったら、思ったよりの情報量で。読んでんの疲れてくる」


「良いとも悪いとも言わずに作品のレビュー話してとるな」


「作家になると他の創作物も、面白い面白くない判断じゃなくて、書き方や構成に着目し過ぎた評価になるんだな。こういう人間にはなりたくないな」


「ねぇ、今から良い話をしようかなって思ったのに!人を異常者みたいに言わないでよ!異常者なのは認めるけど、メンバーから言われるのはキツいよ!」


「何言ってんだ、お前」

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