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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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942件目【アイカ「あっ、はい、えっと、えっ?はい」】

「えっと、えっ?はい………ど、どういたしまして……?えっ、てか、えっ?な、なんか……その……真剣な眼差しでそんなことを言われても………困るんだけどなぁ………」


「藍華~、恥ずかしがってるぅ~」


「恥ずかしいに決まってるでしょ!なんか、自分でも覚えの無いことまでも言われてるような気がするから!カラオケとかご飯連れてったことはあるし。ボイトレも付けたことはあったけど………そんな、こう、ね?色々と言われるほどやったかな?っていうのが………」


「やってなきゃ言わないよ」


「うーん………マジで記憶に無ぇな」


「ここまで言われても、何にも感じてない藍華のラノベ主人公っぷりよ」


「藤華、コイツも三角絞めしたれ」


「それはいいや」


「いや、ちょっと痛い目見たいと分からないって」


「水月ちゃん………?次は本気で殺すつもりでやるよ?」


「静かにしてます」


「藍華も藍華でちゃんと藍姉ちゃんって呼ばれるだけのことをキッチリやっているというね。そういうところもちゃんと真面目にやるんだなと」


「お願いされたことをちゃんと期待に添えられるようにはしたいじゃん?けど、今回に関しては藤華が私の記憶に無いことまでも言い出すから………色々と私も理解できていない?もしかしたら、私ではない別の何かにやってもらった可能性も微レ存」


「急にネット用語出してくるんじゃねぇや」


「間違いなく私にあんなことやそんなことを教えてくれたのは藍姉ちゃんだから。安心して。仮にドッペルゲンガーとかでも匂いとか微妙に違うから他人なのはすぐに分かるから」


「ん?匂………?ん?」


「えっ、やだ、怖いんですけど」


「匂いって………匂いとか言い出すあたりがガチ過ぎるんだよな……」


「真顔で言っちゃうあたりなんだよな」


「藤華。素直の方向性が間違っているような気がするんだけど?私の気のせいとかじゃないよね?」


「そんなの藍姉ちゃんも一緒だよ」


「あれ?何の話からこんなことになっちゃったんだっけ?私が藤華に変なことを言っちゃったことから始まったんだっけ?えっと………あっ、そうだ。ツンデレがどうのこうのっていうので、そこから藤華が急に覚醒し始めたんだっけ?」


「覚醒じゃないけど。元からだけど」


「なんか、具合悪くなってきそう。イビルジョーズの件での疲れもあって。なんか色々とよく分からないことを言われて頭がパンクしそう」


「私は素直な気持ちを述べたんだけど?」


「すまん。あまりの変わりように話された内容の記憶の9割がどっか行きましたわ」


「はぁ?なにそれ?そんなの、私の気持ちを………私の意見っていうのを蔑ろにするっていうことだよね?それはあんまりじゃないのかな?」


「ご」


「ご?」


「ゴムゴムのJET身代わり」


「ちょっ、藍華?」


「水月、身代わりにされた件について」


「私の身代わり」


「おいおい………!また死にかけるから勘弁してぇ………!」


「身代わりっていうことは、好きなだけいじめてもいいんですかい?」


「いいわけねぇだろ」

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