表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
952/1612

938件目【アイカ「キットカット、うまっ」トウカ「カントリーマアム、うまっ」】

「他に何かあります?」


「ほれっ、うまい棒とかもあるから」


「おっ!しかも、チョコのヤツじゃん!これ好きなんだよね!」


「正式名称分からない、チョコのうまい棒!」


「普通にチョコ棒で良いんじゃないの?小分けの袋にも書いてあるんだし」


「気にしたことねぇや」


「同じく。胃袋に入れば何でも一緒だよ。口に入れたときに「あっ、うまっ」ってなるもんだったら何だって良いところはある」


「わかりみしか勝たん~」


「うちらのセンター2人、どんだけ食欲旺盛なんだよ」


「イビルジョーズを潰したイビルジョーズってか」


「ちょっと上手いかも」


「サクサクサクサクサクサクサクサク」


「サクサクサクサクサクサクサクサク」


「アイツ等、チョコ棒頬張りすぎてハムスターみたいになってるで」


「本当に頬をはち切れそうなくらいにパンパンに詰め込まれてるじゃん」


「サクサクサクサクサクサクサクサク」


「サクサクサクサクサクサクサクサク」


「あれで噎せたら、辺り一帯がとんでもねぇことになるな………」


「んもぉ………んもももぉ………んもぉう」


「んもぁもぉもぅ……んんもももももぅ~ん」


「テメェ等、モーモー牛かよ。何喋ってるか分からねぇんだよ」


「牛になったりハムスターになったり………忙しい奴等だな………」


「んぐっ………!ぷはっ、あの状態で噎せて口の中の物を散らかすなんていうことはしないんだよ」


「同じく!………げふっ!」


「お前ら、本当に下品だな。品行方正っていう概念をどこに捨ててきた」


「「家のゴミ箱」」


「ふふっ………」


「そこでハモるなよ」


「なんか、ちょっと片仮名表記っぽく聞こえなくもないイントネーションで喋らないで貰えるかな?本当に笑いそうになるから」


「紅茶飲んでるときに変なことしないでほしい。私が噎せそうになるじゃんか」


「モキュモキュモキュモキュモキュモキュモキュ」


「サクサクサクサクサクサクサクサクサクサク」


「藤華は今度は何を食ってるんだ?」


「も」


「も、じゃねぇんだよ。"も"の一文字で何が伝わると思ったんだよ」


「ん」


「一文字で会話を試みようっていうのは止めてほしいんですけど?」


「んも」


「いや、だからって二文字でしたとこらで五十歩百歩ですから」


「カステラ」


「あっそ」


「あんだけパンパンに詰め込んでいたのに、無くなるの早いな。どんな体してんだよ。どんだけ食い意地張ってんだよ」


「私もカステラ食べる~」


「あ"げま"せ"ん"っ!!!!」


「スペシャルウィークの真似しなくてええねん」


「あげません!とか言いながらも、普通にカステラ差し出す藍華」


「皆で分け合うヤツだから。私一人で食い切りたいなんて思わない」


「あんまり説得力無いんだけど、普通にくれたから「ちゃんとくれるあたりはやっぱり藍華だな」って思うわ」


「私はちゃんとお裾分けの概念はありますから。そこら辺のケチくせぇババアと一緒にしないでくださる?」


「藍華って、なんでそんなにオバチャンに恨み抱えてんの?」


「えっ?ジジババって人権無いやろ。他人のことを人間として扱わないヤツに人権与えるほど私は優しくない。老若男女関係無い」


「これはまた、相当の問題発言やな」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ