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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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936件目【アイカ「なんか、カオスだな」】

「とりあえず、藤華は落ち着いたかな?」


「なんとか、だって………水月ちゃんとみっけ姉ちゃんがいじめるんだもん」


「よしよし」


「「いやいや、おかしいおかしい」」


「えっ?なに?」


「「なんでもございません」」


「なんでシンクロしているんだよ。私と藤華じゃあるまいし」


「なっ、誰が運命の相手だよ……!藍姉ちゃんの馬鹿………!」


「お前の聴覚、どうなってん?シンクロしているっていう言葉をどうやったら、運命の相手って認識するの?聴覚の機能、ちゃんと働いてる?仕事していますか?」


「藍姉ちゃんの言葉以外を聞きたくない」


「そもそも言葉が物理的にも比喩的にも通じていないんじゃどうしようもならないだろうが」


「声だけをひたすらに聞いていたい」


「だったら、私のソロ曲でも聞いてろよ。どーせ、私のソロ曲全部スマホに入ってるんだろ?YouTubeに上がっている私のソロ曲のヤツとかファーストテイク?だかなんかのヤツも聞いてるんだろ?」


「もち!全部高評価押してる!」


「もう、なんか、ストーカーに片足突っ込んでんじゃん」


「片足どころじゃない。両足突っ込んでるよ。藤華は」


「うむ、間違いない」


「2人とも……まだ懲りてないのかな?」


「なんで藍華のことは藍姉ちゃんって呼ぶくせに、私達の名前を呼ぶ頻度は少なくしてんだよ。分かってんだぞ?藍華の名前だけ呼ぶ回数が多いのは。そんなことをしてアピールになっていると?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」


「すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした。すみませんでした……!」


「未來ぅぅぅぅうううう!」


「なんや、この茶番は」



なんで私がツッコミ役になっているの?


藤華が急にボケ始めたからさ………なんか、それにちょっとツッコんだら、そこからツッコミ役に回らなくいけなくなっちゃったんだけど。


今まで藤華のポジションだったよね?ツッコミ役って?

なんでやねーんっていう何度も擦られてきたテンプレの台詞じゃなくて、ちゃんとしたツッコミ。ボケに対してのしっかりとしたツッコミよ。



後、未來がガチで藤華にビビって「すみませんでした」を連呼していた。何回連呼したんだろうか………?数えようと思ったけど、3行目あたりくらいでゲシュタルト崩壊起こし始めたから諦めました。



「はぁ………これが灯籠、自分達がアイドルをやっていく上での先輩アイドルになるわけか。先輩とは思えないな」


「芸歴では柚依と咲希の方が全然上だしね。そりゃ先輩って感じがしないのは当たり前だと思う」


「そういうことを言いたいんじゃないんだよなっていうのは未來なら理解できると思ったんだけど、それは私の思い過ごしのようだったみたいで」


「ちょっと芝居がかってるの草」


「それは触れるな!」

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