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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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935件目【ユリ「やれやれ………」】

「うぅ………本当にバケモンやな………藤華は。あんなに簡単には捩じ伏せられたのは初めてだわ。素人の喧嘩とは別物だったわ。明らかにプロの殺し屋なんじゃねぇのかな?っていうくらいのやり方だったぞ?確実に動けなくするための。あの時に馬乗りとかされて首でも絞められたら死んでいたわ」


「未來は良いじゃん。私なんて本当に死にかけたんだから。走馬灯っていうのが見えた気がするもん」


「走馬灯で元カレもチラついたか」


「チラついてねぇよ」


「水月、もう少しで天国にうまぴょい出来たのに」


「うまぴょいは絶対に殺しの隠語ではないことを言いたい」


「別にセ○クスの隠語でも無いんだけどね。pixivのユーザーか誰かが言い始めたんでしょ」


「藤華は、まさに「愛が重馬場」ってヤツだな」


「どういうこと?」


「ヤンデレ、暴力、メンヘラって意味だと思ってくれれば良いんじゃないのかな?」


「私ぁそこまで歪んじゃいないよ」


「ちょっと田舎のバアチャンみたいな喋り方すんなよ」


「うるさいなー。ぶっ殺すよー?」


「…………………………………………」


「えっ?何?何か言うことは無いんですか?ねぇ?みっけ姉ちゃん?無視ですかー?」


「だから怖いんだってば………!そ、そんなに怒るようなことは言ってないでしょ?」


「はぁ~、何で元ヤンとかDQNっていうのは自分の価値観で物事を判断する傾向が強すぎるんでしょうか?「自分はこう思うから、他人もこう思う」………どんな思考回路してんだか。他人と自分は思考回路が違うのが当たり前なのに、それを同じだと思い込んで他人に自分の価値観を押し付ける。言うことを聞かなかったら脅迫、暴力、名誉毀損………そんな奴等に人権なんて私が与えるとでも思っていらっしゃいます?」


「藤華が卯ノ花隊長に思えてきた」


「出てきた時はおっとりとした癒し系のお姉さんで、ちゃんと医療専門って漢字だったのに、ただの殺人鬼だった件について。回復の何かを覚えたのも、殺し合いを永遠に楽しめるようにするために、相手にも自分にも斬られては治してっていうのを繰り返して楽しんでるマジモンのヤバい女だった卯ノ花烈さん」


「初代十一番隊隊長で、十一番隊の血気盛んな雰囲気を作り上げてしまった元凶。更木隊長と殺し合いはちょっと感動したけど。やっぱり、そういう経緯踏まえるとマジでヤバい女だなって」


「そのヤバい女と似たような女が目の前に居るんだけど。卍解の皆尽(みなづき)をいつ使うんだろ?って思ってる」


「私、BLEACHよくは知らないんだけど。うのはな、なに?ケツ?なんだって?」


「その間違え方は絶対にアカンよ。あの人、意外と人気あるんだから。癒し系と見せ掛けてヤバそうな人っていうフラグを立てておいて、しっかりとヤバい人だったっていうギャップとか色々とあって人気になっちゃったみたいな?人なんだから」


「日番谷なんちゃらでしょ。一番人気。そこに触れなきゃ大丈夫だっていうのは何となく分かる」


「BLEACHを悪く言うこと自体がナンセンスだよ、こんなクソみたいな小説がいじっていいところじゃないから」

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