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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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916件目【ミツキ「藤華の面白エピソード」】

「ちなみに、藤華が郵送の手続きをミスって着払いになってた」


「あんだけキレておいて結局着払いになっちゃってるのは流石に笑うわ」


「まー、手違いなんだろうなって思った。送料とか引かれてなかったから。藤華の方で「あれ?」ってなったらしくて、私に連絡して「もしかして、着払いになっちゃってた?」ってLINEで言われて、お金の事だから嘘もつけないから「うん。着払いだったよー。そんな大したことじゃないから」っつったら、口座に5万振り込まれたわ。これ、4日くらい前の話」


「何してんねん。夏休み前に」


「しかも、手違いで自分の荷物を着払いにしちゃって送ったので5万振り込むって多すぎやろ」


「流石に「多すぎね?(^∀^;)」って送ったら、「迷惑料込みで!(・`ω´・ )」って来たから。あー、あんまり突っ込まない方がいいなって思って、ありがとうってだけ送っといた。返金したら絶対に面倒臭いタイプの人間なのは分かってる」


「それは藍華にしか知らない藤華の一面だわ」


「そんな一面を見て色々と分かっているはずなのに、なんで「そこ、分からへんの?」ってところがあるのかが不思議」


「ラノベ主人公の主人公補正って脳ミソ退化するの?ちょっと変わった能力とかを扱える代わりに、大脳の一部の機能にデバフでも掛けられるの?」


「ただでさえ割と馬鹿なのに、主人公補正の副作用で馬鹿にエンハンス掛けちゃったらどうしようもないじゃん。手に負えないわ」


「本当に色々と言われたい放題やな……」


「でも、藤華もちゃんと可愛いところあるな。着払いにしないようにして、手違いで着払いになっちゃって。それを「まぁ、いいか」って終わらせるんじゃなくて、ちゃんと自分のミスとして責任取るあたり………真面目で可愛いなって」


「ちゃんとJKやっとるなって思う」


「にしても、多すぎるわ」


「藍華にとっては5万だって誤差みたいなもんでしょ?一般人の5円みたいな感覚でしょ?」


「いや、そんなことはないよ。5万はちゃんと5万だよ。そこまで金銭感覚イカれてないから」


「変なところ真面目で律儀なところも2人とも似てるんだよなぁ………打ち合わせでもしてるんかっていうくらいに似たようなことを言ってる」


「藤華が藍華に寄せてってる説が濃厚ですな」


「私に寄ってもろくな人間にならんのに」


「言えてる、言えてる」


「こういう先輩になっちゃっ駄目だよ?の代表例なのに」


「未來にだけは言われたくねぇよ。この元ヤンが」


「確かに、私は他人のことを言えたような人生送ってねぇわ。はははっ!」


「あっ、なんか姉ちゃんがそろそろ来るって。道空いてたんかな?」


「それか、近場で飯でも食ってたんじゃね?明大前とかなら普通に飯屋とかも豊富だし。明大とか金持ちの学生が通っているイメージあるから、そういうところから金を落としてもらえるように何気に色々と揃ってるじゃん」


「未來の言い方が藍華みたいな刺々しさがある」


「普段から私、こんなこと言ってるのか………そんなに直す気無いけど」


「「ちょっとは直そう?」」

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