表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
917/1612

903件目【アイカ「ほほぉ~」トウカ「これはまたゾロゾロと~」】

「高校生相手に殺すだなんて~。なかなか物騒なことをおっしゃりますねぇ~?」


「すまないね。これも仕事なのでね?STAY.㎡のメンバーは普通の女子高生ではないことを予め聞いている。ただ、黒喰の能力では監視カメラを破壊することは不可能なはず………君達の6人の誰かということになる。全員をまとめて始末しておけば誰であろうと関係無い」


「黒喰についてまでも知られているんですねぇ~?でも、黒喰だけを知っていたところで………私達への勝機を確信するには、少し驕りが過ぎるんじゃないんですかね?」


「"神殺"とは違って、あそこまでの場違いの能力を使えるような人間は居ないと調べはついている。鵺島藤華さん、黒喰という能力を使えたところで、それ以外は少し体が動くだけにしか過ぎない……武術や凶器の扱いにも疎い女の子っていうのは分かっている。拳銃を使えば簡単に撃ち殺されるっていうのは自分でも理解しているんじゃないのかな?」


「それはそうですけどねぇ~?」


「強がるな。こちらは何人という人間を殺してきている。高校生の君達も色々と大人の真似事をして首を突っ込んでいるようだが………ここは子供が来るところではなかったね。そういう現実を思い知らせてあげるというのも大人の仕事だ。だが、ここで死んでしまうわけだから………思い知ったと同時に何にも感じなかなってしまうね」


「年齢で他人を判断しているだけで考え方の甘さが出ているんですよ。銃口を向けようという意思があろうと無かろうと私はどうでもいいんですが、ちゃんと周りを見て動きなさいって、SPになる時の教育で学ばなかったんですかね?」


「どうい_______っ!?」



私とずっと話してきたSPのリーダー格のようなゴリマッチョは銃声と共に貴方を撃ち抜かれて地面に血と脳漿をバラ撒きながらた倒れ込み動かなくなった。


それを行ったのは同じくSPだった。正確には藤華の讎禍によって操られたSPの仕業なわけで。


同士討ちが始まったのと勘違いした連中は返り血を浴びて呆然としている一人に向かって罵詈雑言だけじゃなくて、物理的にも殴り飛ばしていた。



「お前!何してんだよ!」


「あぁ____あ____!」


「コイツ………様子が…………」


「まさか、コイツ等の仕業か………!?」


「さぁ、それはどうでしょうね?」



私は死体からハンドガンを取り出して、未來(●●)から教わった使い方を思い出して、銃口をSPの一人に向ける。それに気付いたらSPの一人が私に掴み掛かろうとするが、藤華の讎禍によって無理矢理動きを封じられた。


そして、その動きを封じられたSPの心臓のあたりに狙いを定めて発砲した。衝撃の受け方も教わっていたので、初めて扱った拳銃でも特に体に大きな負担は掛からなかった。


その後に連続で順番に全員の頭を撃ち抜いてSP全員を動けないようにした。辺り一帯には血や肉片が飛び散っており、なかなか悲惨な状況だったが。


まぁ………こうなることは分かっていたから、何とも思わない。上層部と接触する前にここまでの人数を殺すとは思わなかったが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ