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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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894件目【アイカ「さぁ!覚悟しろ……!」】

「異能力設定は本当に最初の頃からあったから大丈夫。何にも問題はない。異世界で色々とやっているわけじゃないんだから。ギリギリじゃなくても普通にローのファンタジーだよ」


「なかなかの戦闘力で固められているんだな、私達って」


「STAY.㎡6人で十分すぎるくらいだね。姉ちゃんには新宿辺りで待ってもらうことにしようかな。どっかの店の駐車場で待機してもらうっていうので。駐車料金に関しては社長から後から出してもらえば大丈夫でしょ。領収書さえあれば経費で落ちるだろうし。落ちなくてもポケットマネーから出させるから」


「それくらいはしてくれないよね。ここまで丸投げしておいて、交通費……駐車料金すらも出さないなんてケチ臭いことを言い出すなんなら、本当に殺してやらないと分からないみたいだから」


「咲希の能力で完全犯罪にすればいいんじゃね?年齢的にも末期ガンで死んでも別に何の問題は無いし。ガンに関しては年齢も関係無いんだから。末期ガンで死亡!これは殺人だ!って考える人間なんて世の中に居ないでしょう。言ってるヤツが馬鹿扱いってものだよ」


「この会話とかが録音されていたら終わるけどね」


「そういうことをしたらお前も潰すって私が本気で脅しておいたから大丈夫。本当にやったらガチで潰すつもりだから。この会社が無くなったらにぃーとかねぇーに頼んで他の事務所を紹介してもらうか、2人の力を使って事務所を新しく作ってもらって、そこに入るっていうことも出来なくは無いしね」


「それを理解できないほど頭は悪くないから、今回に関しては本当に関与しないつもりで居るんじゃない?自分の命までも関わってるってなったら……ね?」


「自分の命だけじゃなくて、親族一同根絶やしされるって考えたら、大人しくしない馬鹿は居ないでしょ。そこまで人生を棒に振ってるような人間じゃないから。高校生に脅されてビクビクしているような人間が、そこまでの行動を起こせるわけがない。況してや、自分の兄弟の尻拭いを自分の会社に所属しているアイドルグループに丸投げするようなクソチキン野郎だから」


「そういうところ、本当に兄弟似てるなって思うわ」


「似なくていいところ似やがってって思ってる」


「藍華、そろそろ行こう。あまりのんびりしているのもなんだし。來依柰さんも待たせるのも申し訳無いから」


「そうだね。話なら車の中でも出来るわけだから。車の中で向かっている途中に色々と話しておこう。今の時間帯ってなると大通りは込んでいるから、そんなすぐには付かないだろうから」


「私達の今後のために………気合い入れていかないとね!」


「全力でやってやらぁ!」


「あまり柚依と咲希が全力でやり過ぎると要らない犠牲者が出てくる可能性があるから。2人に関しては少々控えめで。お手柔らかにお願いいたします」


「「あっ、はい」」



6人でエントランスホールから駐車場へと向かう。


駐車場ではキャラバンに乗った姉ちゃんがエンジンを掛けて待機していた。窓を開けて私達に向かって手を振る。


私達は駆け足気味にキャラバンに向かって車の中に乗り込む。全員が乗り込んだことを確認してから、姉ちゃんはすぐに車を発進させた。


カーナビで本社の位置を調べて、渋滞情報なども調べながら向かうことになった。


明治通り……甲州街道共にまぁまぁの渋滞が起こっているようだ。距離的にはそこまでじゃないが、渋滞も考慮すると着くまでに30分以上は掛かるな。


その間に色々と本社潜入時の流れを決めておくか。

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