表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
903/1612

889件目【ミク「曲作るか」ミツキ「ボイパ練習しよ~」】

「ふぃ~、こんなもんかな?これでいいんかな?」


「うん。良いんじゃないのかな?綺麗すぎて正解の判断基準は私には分からんくらいに凄い良かった、とと思う」


「初めてやってみたけど、案外出来るもんなんだな。基礎がしっかり出来ていれば応用って簡単に利くもんなんだなって実感してる」


「それは藤華の持ち前のセンスっていうのが大きいんじゃない。初めてやって出来るようなもんじゃないと思う。私が言うのもあれだけど」


「みっけ姉ちゃんに無茶振りされて、勘でやったら出来ちゃった藍姉ちゃんは異常だから。ちょっと同じ人間として比べてほしくないね」


「褒めてるのか貶しているのか、どっち?」


「どっちも」


「どっちもなんか~い!」


「でも、どっちもそれぞれの魅せ方っていうの。それが明確になっていて、どっちが良いとかどっちが悪いとかっていうのは、パフォーマンス的には正解不正解ないような感じだったよ」


「体操っていう競技で見るんだとしたら、多分藤華の方が上なんだろうけど。細かいところまで綺麗なところとかね?でも、パフォーマンスで言ったら表現力に関しては藍華は独学でやっているわけだから、藍華ならではの魅せ方……藍華にしか出来ないパフォーマンスっていうのが伝わってきたから。なんか、お互いに無いところを、お互いが持っている部分で補っているかのような……なんか、なるべくしてなったシンメだなっていうのがアクロバット見ているだけでも分かるわ」


「そ、そんなにお似合いのコンビかよ」


「夫婦だったら絶対に離婚しなさそう。倦怠期とかっていうのも無縁な感じの理想的な人間関係を続けられそうなのが、それだけでも分かっちゃうくらい。ビジネスでの仲良しこよしじゃないんだなって」


「夫婦かー。こりゃ私と藤華が結婚しないと駄目みたいな感じじゃないかーい」


「け、結婚なんて……それは流石に………!」


「それは流石に?」


「早い……じゃなくて、ちょっと違う!」


「な、何をそんなに恥ずかしがってるんだよ?そんなに恥ずかしがるようなことでも、焦るようなことを言われたわけでもないよね?どうしたの?」


「死ね!」


「えー!?急過ぎる殺害予告!?」


「本当に突然過ぎる殺害予告だな」


「藤華~、あまりツンツントゲドゲしていると本当に嫌われちゃうよ?」


「昔からだから別に気にしないけど」


「爆発しちまえばいいのに」


「リア充はんたーい」


「リア充………?確かに充実した人生を送っているっていう意味では当たっているけど、私には彼氏とか居らんぞ?別に彼氏は要らないし」


「彼氏"は"っていうことは、彼女はほしいっていうこと?」


「そういうことじゃないんだよ」


「どうする?藍華にとっては「この人いいなー」っていう女の子、女の人でも良いけど。そういう人に告白されたら。同性だとしてもいっちゃう?」


「えぇ………一応はストレートのはずなんだけどな。AV見る時はちゃんと男女のヤツを見ているわけだし。百合物を見ないことはないけど、圧倒的に男女の方の………援○物を見ることの方が多いよ。ちゃんと個人撮影のヤツだと思うから……ガチのヤツだと思う。何とも言えない背徳感が良い興奮材料になってる」


「聞きたくなかったな、それ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ