889件目【ミク「曲作るか」ミツキ「ボイパ練習しよ~」】
「ふぃ~、こんなもんかな?これでいいんかな?」
「うん。良いんじゃないのかな?綺麗すぎて正解の判断基準は私には分からんくらいに凄い良かった、とと思う」
「初めてやってみたけど、案外出来るもんなんだな。基礎がしっかり出来ていれば応用って簡単に利くもんなんだなって実感してる」
「それは藤華の持ち前のセンスっていうのが大きいんじゃない。初めてやって出来るようなもんじゃないと思う。私が言うのもあれだけど」
「みっけ姉ちゃんに無茶振りされて、勘でやったら出来ちゃった藍姉ちゃんは異常だから。ちょっと同じ人間として比べてほしくないね」
「褒めてるのか貶しているのか、どっち?」
「どっちも」
「どっちもなんか~い!」
「でも、どっちもそれぞれの魅せ方っていうの。それが明確になっていて、どっちが良いとかどっちが悪いとかっていうのは、パフォーマンス的には正解不正解ないような感じだったよ」
「体操っていう競技で見るんだとしたら、多分藤華の方が上なんだろうけど。細かいところまで綺麗なところとかね?でも、パフォーマンスで言ったら表現力に関しては藍華は独学でやっているわけだから、藍華ならではの魅せ方……藍華にしか出来ないパフォーマンスっていうのが伝わってきたから。なんか、お互いに無いところを、お互いが持っている部分で補っているかのような……なんか、なるべくしてなったシンメだなっていうのがアクロバット見ているだけでも分かるわ」
「そ、そんなにお似合いのコンビかよ」
「夫婦だったら絶対に離婚しなさそう。倦怠期とかっていうのも無縁な感じの理想的な人間関係を続けられそうなのが、それだけでも分かっちゃうくらい。ビジネスでの仲良しこよしじゃないんだなって」
「夫婦かー。こりゃ私と藤華が結婚しないと駄目みたいな感じじゃないかーい」
「け、結婚なんて……それは流石に………!」
「それは流石に?」
「早い……じゃなくて、ちょっと違う!」
「な、何をそんなに恥ずかしがってるんだよ?そんなに恥ずかしがるようなことでも、焦るようなことを言われたわけでもないよね?どうしたの?」
「死ね!」
「えー!?急過ぎる殺害予告!?」
「本当に突然過ぎる殺害予告だな」
「藤華~、あまりツンツントゲドゲしていると本当に嫌われちゃうよ?」
「昔からだから別に気にしないけど」
「爆発しちまえばいいのに」
「リア充はんたーい」
「リア充………?確かに充実した人生を送っているっていう意味では当たっているけど、私には彼氏とか居らんぞ?別に彼氏は要らないし」
「彼氏"は"っていうことは、彼女はほしいっていうこと?」
「そういうことじゃないんだよ」
「どうする?藍華にとっては「この人いいなー」っていう女の子、女の人でも良いけど。そういう人に告白されたら。同性だとしてもいっちゃう?」
「えぇ………一応はストレートのはずなんだけどな。AV見る時はちゃんと男女のヤツを見ているわけだし。百合物を見ないことはないけど、圧倒的に男女の方の………援○物を見ることの方が多いよ。ちゃんと個人撮影のヤツだと思うから……ガチのヤツだと思う。何とも言えない背徳感が良い興奮材料になってる」
「聞きたくなかったな、それ」