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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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281件目【クイナ「私?私は植木の手入れしてる。暇だから」←植木の剪定なう】

丸ノ内線沿いに親会社と関連会社を固めておいてるのか、なら移動の時間は省けるなら潰すための人のためならず動きとかは楽になるかも。バラバラだと少し移動の手間とかが掛かるからね。


あまり転々と動いているとタイムロスが出来るし、足跡も残りやすくなる。

些細な問題と言っちゃ些細な問題ではあるけど、そこを油断して足元を掬われるってことになる可能性だって十分に有り得るわけだ。


由利ちゃんの方は渋谷の用事が急遽無くなって事務所に戻るみたい。由利ちゃんも「はるかぜ」絡みのことで渋谷に向かっていたみたいだから、「はるかぜ」の社長が電話しにいったタイミングと重なるから……


何か動きがあったのは間違いないだろう。


由利ちゃんに関しては少し無駄足だったっていうのはあるね。「えー、だるいよー」っていうLINEが来ていた。

ドタキャンされたわけだからウザいっていうのは分かるが……一応、周りの「はるかぜ」の連中には気を付けてほしい。


由利ちゃんって仕事上でのドタキャンを凄い嫌うから、それでイラついて余計なことをしなければ良いんだけど。路上喫煙くらいだったら別に由利ちゃんは一般人になっているわけだから、週刊誌も特に触れることはないし、仮に「はるかぜ」の連中が路上喫煙している由利ちゃんの写真を取って「灯籠、明星の専属マネージャー!まさかの路上喫煙という非常識な行動!」ってネットに晒して拡散したところで特に痛手は無い。そんなのいくらでも揉み消せるし。


そういうのは初めてじゃないからね。由利ちゃんの喫煙マナーの悪さは昔からだから、それで1回だけ週刊誌に取られたけど、社長が出版社に対して圧を掛けてくれたから問題は無かったことにされた。


社長も喫煙マナー悪いからな。説教できるわけでもない。

社長から始まる喫煙マナーの悪さよ。社長がこんなんだから、その流れが悪化して未成年の喫煙者が出てきちゃったんだろうね。


別に未成年の喫煙者自体は世の中には溢れんばかり居るんだから、ギャーギャー騒がれるのは芸能人という立場があるからだから。


大変だよねー、芸能人のそういうところは。



「方南町って何があるの?」


「知らん」


「知らん」


「知らん」


「知らん」


「飲み屋」


「それはどこにでもあるわ。そんなん都内とか大阪とかじゃなくて、全国津々浦々にあるわ」


「日高屋」


「それもどこにでもあるヤツだから!」


「まとぅーや」


「松屋もあるわ」


「何、まとぅーやって」


「トルティーヤみたいな言い方すんなよ」


「藍華、仕事量が多すぎて頭がおかしくなって変なこと言い始めるモードになってます」


「いつものこと、いつものこと。ライブと裏稼業が絡むとパンクして思考回路がショートした結果が……変なこと言い始めるようになる」


「ぷはぁー」


「股かっ開いてタバコ吸ってる高校生アイドルっていう時点で色々とおかしいんですけどね?」


「イライラすると、やっぱりタバコは本当に必須だよなぁ……」


「ライブの時、普通に新しいの買っておいても、その日で綺麗に無くなるもね」


「そんなにライブってストレス溜まるの?」


「まぁ、バタバタするしね。衣装とかすぐ着替えたりとかしないといけないから。3人だからソロでもローテーションがめっちゃ早いから。MC入れたとしてもキッツいんだよね」


「ライブの時はマジで本数増えるからな……どうしようもないよね。こればっかりは」

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