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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
258/1612

256件目【シャチョー「賑やかなのは良いことだ!」】

「センターになるならないと、さっきのNGワードの関してこそ、それこそ関係無いじゃん。私だって人間なんだから、NGワードにウンコって書きたくなる時くらいはあるんだよ!」



無ぇよ。誰にも共感できねぇことも言うな。



「それはそうだとしても!酷いじゃんか!」



咲希も咲希で、何で一回最初に納得するんだよ。


そこは一回納得するところじゃないでしょ。



「急に決まったことだし、「はるかぜ」の事もあるからリハーサルには本番前の少しの時間に合わせるくらいしか出来ないかもしれないけど。一応は私と……知り合いの何人かを集めて仮歌の音源もあるから。それに関してまとめたのも渡しておくから」


「あっ、ありがとうございます」


「なかなかタイトですね」


「ちょっとね……普通にライブをするだけっていうことになれば何てことは無いんだけどさ。やっぱり「はるかぜ」絡みになると、そっちの方でも対策を練らないといけないし、そっちに力を入れておかないと相手の思い通りに運んだら、今後の私達の事務所全体の活動に影響が出るから。灯籠と明星だけじゃなくて、全て社員も含めたここに籍を置いている人間全ての問題だから」


「他の俳優とか女優とかに協力してもらえないの?」


「家庭があったりする人達も居るから全員は無理だし、皆も皆で忙しいからやってくれるかどうかも不安だし。あまり信用にならないところもあるから」


「火消ししてくれるからって不倫やら女遊び、男遊びしている奴等とかも結構居るしな。そんな奴等に情報握らせるわけにもいかないしな。漏らした瞬間に私が潰しておくけど」


「藍華にそういう手間を取らせないようにっていつのもあるから。となると、どうしても人が足りない……よく言えば少数精鋭って形にはなるのかもしれないけど」


「その方が連携取りやすいから安心だよ。人が多ければ物事もすんなり運ぶっていうわけじゃないから。こういう話は量よりも圧倒的に質を意識しないと駄目なことっていうのある。そんな異性を取っ替え引っ替えしてような馬鹿共に任せられるようなもんじゃねぇっていうのを分からないほど馬鹿じゃないし、そんなもんを分からないんなら今頃、こういうのから足を洗ってるよ、とっくに」


「灯籠組は慣れているのもあるけど、明星組は初めてのアイドル活動で……それと同時進行での別の仕事をやるっていうことになるから。作業量的には特に変動は無いんだけど………頭の中は相当忙しくなることだろうし。負担を掛けさせちゃうのは本当に申し訳無いって思ってる。私達も根回しの方も進めているから、何かトラブルがあってもフォローできるようには準備してるから考え込まなくていい。ライブを楽しんでやるっていうことをメインに考えてくれればいいから。今回の事は灯籠組が頑張ってくれるから。ね?藍華」


「なんで私だけ名指しなんだよ」


「アンタに一番頑張ってもらわないといけないからでしょ?ビンタされてソファの金具に顔をぶつけるなんて間抜けなことをやってる場合じゃないんだからね?」


「へいへい」

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