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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
231/1612

229件目【ミク「じむしょナウっ!」】

「かぶ……アイドルグループ明星所属の神石井千柰都です!よろしくお願いいたします!」


「同じく、アイドルグループ明星所属の舩渡川咲希です!よろしくお願いいたします!」


「お、同じく……アイドルグループ明星所属の土御門柚依です!よろしくお願いいたします!」


「元気が良いのは素晴らしい!俺が見込んだアイドルグループはどこも活気が良いな。灯籠に関しては元気が良すぎて面倒事ばかり起こすけどな」


「社長~、すわっていいっすか?」


「適当に座ってろ」


「はいはーい」


「あっ、明星の3人も適当に座ってていい。あの馬鹿が座っている来客用のところで休んでいい。後は9階と10階はフリースペースで休憩所にしてもらっても構わない。茶菓子や飲み物も常備している」


「いくらでも食って構わへんで~」


「お前が決めるな」


「私も一応社員ですし。ちゃんと社会保険やら雇用保険やら払ってるんだから。ちゃんと社員証もあるしー?」


「クビにするぞ」


「そう簡単にクビに出来ないのが日本なんですよーだ」


「………こんなんのが居るくらいだ。そんなに畏まらなくていい。とんでもないものを見せて悪かったな」


「灯籠って本当に自由なメンツですね……」


「基本的にうちの事務所は所属している人間に自由を極力保証しているが……アイツ等は色々と特別だからな。良くも悪くも」


「茶菓子うめぇな」


「うん」


「一応はお客さんのだからな?」


「どーせ社長がお客さんのところに直接行くんだから。こんなの飾りだろ」


「緊急でっていうのもあるんだぞ?ほぼ飾りみたいなものであって、100%ではないからな?」


「分かってますよ。そこまで私達は馬鹿じゃないから」


「来客用というのを聞いて尚、そのソファに寝そべっている人間のどこが馬鹿じゃないと言えるのか?」


「へいへい。私は馬鹿ですよーだ」


「藍華、パンツ見えるから。少しくらいは気をつかいなさい」


「短パン入ってっから大丈夫やろ。見えへん、見えへん」


「そういう問題じゃなくて………」


「いつもじゃん。私達3人の誰かが寝そべって他2人がダラーッて座ってるのが日常じゃん」


「勝手に日常にするな!」


「まぁ、アイツ等は良いから。普通に座ってていいよ」


「で、では……お構い無く」



来客用(お飾りの)のソファに寝そべっている私と、だらしなく座っている未來と水月。3人とも足を組んでのんびりと寛いでいる。


その向かい側のソファに千柰都達3人が座って茶菓子を摘まむ。

なんか固い雰囲気があったから私が「もっと気楽にしててええよ~」って言って、備え付けの茶菓子やら紅茶のティーパックも好きなように使っていいよっていうのも加えた。


それに関して由利ちゃんが「ここはお前の家じゃねぇ!」って言い始めたからシカトしてやった。こっちは朝から色々とあって疲れてんだから、そんなことでチクチク言わないでくれって思う。


ようやく一段落して落ち着いたところなんだから、少しくらい自由に振る舞っても罪はないはずだよね?

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