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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
222/1612

220件目【サキ「皆、元気になって良き良き」】

「1回スタッフさんに掛け合って「胸の大きさは?」くらいは良いんじゃないんですか?って。たまにそういうのもブッ込んでも面白いんじゃないんですか?って言ったら、「それは自分達がワルキューレから何を言われるか分からない」っていうのと、「時間帯的に放送できるものじゃなくなる。お蔵入りになりそう」っつって却下されました。時間帯的にお蔵入りって言われちゃったら何にも言えませんしね~」


「それで何にも言えなくなるって、どんな爆弾発言するつもりだったんだよ」


「そんな爆弾発言じゃないよ。そこまで大きくは無いですよーとか。何カップとかまでは詳しく測ったことないので分かりませんよーとか。そんなレベルの話にプラスアルファで色々と話そうかなって」


「絶対にそのプラスアルファを警戒されているとしか思えないんですが?」


「時間帯分かってるんだから、そこら辺は気ぃ遣うよ。お昼でも大丈夫なギリギリのラインを攻めていくつもりだったのにさ」


「藍華達の感覚でギリギリなところがガッツリアウトなんじゃないの?」


「普段から未來とか下ネタ言ってるんだから大丈夫な気はするんだけどな。だから、良いんじゃないんですか?っていう交渉をしたのに……「家どこですか?」は答えられないから絶対に却下だけど、胸の大きさとか初体験なんて答えたところで減るもんじゃないんだし」


「初体験に関しては男云々が絡んでくるからじゃないの?」


「あー、でもー、うーん、そっかー」


「うん。男が絡んだら絶対にファンが減るじゃん?そういうことを送るファンが一定数居るっていうことは」


「そりゃ分かるんだけどさ。ぶっちゃけると、私の家だって特定されているんだし。ネットとかでも色々と言われてるよ?でも、私の家が大金持ちかも?っていうのが言われても、ネット民って信じないとかふざけたりとかして「釣りだろ?www」って言い始めたりするから。実際に家の近くをフラフラしているファンが居て、私とか声掛けられて普通にサインと握手はしておいたけど……次の日も来るのかなって思ったら、来なくて事務所に「ファンが家の近くまで来てた」っていうことを伝えたら、そのファンの顔写真を見せられて「コイツの事でしょ?」って由利ちゃんに言われて………どうなったの?って聞いたら、「あー、ちょっと地獄に行ってもらった」って淡々と話していたから」


「こわっ!家に来られたっていう話よりも、その後の事務所の対応が怖すぎる……!そのままの意味で地獄に行ってもらったっていう風にしか聞こえないんだけど………?」


「そのまんまの意味じゃね?そういう制裁関連で口だけとか中途半端なことはしないから。特に社長と由利ちゃんの2人の意思っていうことになれば、そういう奴等一人くらい消すことには何にも躊躇いが無いから」


「私達を守ってくれるのは凄い有り難いけど、やり方が過激すぎるような………?」


「そこら辺は気にしたら負けなところあるから、私もそういうのを聞いたら深追いしないもん」


「知らぬが仏ってヤツやね」


「うんうん」

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