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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
221/1612

219件目【チナツ「げふっ」アイカ「きたねぇな」】

「よく分かってんじゃん。流石は私の相方」


「げふっ」


「汚ぇな。ゲップで返事してんじゃねぇよ」


「しょーが……!ふっ、ないじゃん。生理現象なんだから」


「喋りながらゲップすんなって。本当に汚いから。ちょっと臭っ」


「朝、納豆ご飯を食べてきたからね。まだ胃袋の中に残ってるんかも」


「分かってんなら、ちょっとは臭わないようにしてくれ。ちょっとした毒ガスやぞ。お前のゲップ」


「我慢するのは良くないじゃん?ゲップって我慢すると気持ち悪くなるし、体に良くないんだなってことじゃん」


「場所は弁えろってことを言いたいのが伝わらない?」


「いいじゃん。人少ないんだし。藍華がそうやって過剰に反応しなければ誰にも気付かれなかったじゃん」


「過剰じゃねぇよ。相応の反応だわ。マジで本当に「うっ……!」ってなるようなレベルの臭いしたんだからな?風呂掃除している時の排水溝みたいな臭いしたぞ」


「ふははは………!」


「ちょっ、えっ、排水溝は酷くない!?おい、柚依も笑ってんじゃねぇや!」


「排水溝は面白すぎるわ………!」


「排水溝は流石に酷いってば。もう少し何か無かったの?」


「えっ?じゃあ(どぶ)


「悪化してどうすんだよ」


「………………………トイレ」


「だから悪化どうすんだって」


「流す前のトイレ。腹下した時のエグい時の」


「お前こそ発言が汚ぇわ」


「ラジオでもこんな感じだよ?ゴールデン番組とか昼の生放送の時はちゃんとしているけどね。ラジオは本当に自由だよ?ねっ?水月」


「未來とか下ネタとかしか言わないんだもん」


「下ネタ以外にも喋ってるじゃん。ちょっと多めかもしれないけど」


「真っ昼間から下の話しているアイドルのラジオってどうなんだよ。スタッフの人も別に何にも言わないからあれだけどさ………言われないから良いってもんでもないじゃんか?」


「言われないから良いんじゃん。馬鹿だな、藍華は」


「はぁ?」


「こんなところで喧嘩しないのー」


「そんなに酷いラジオやっててクレームとか入ったりしないの?」


「まぁ、ラジオ自体が今の時代聞いている人が限られるっていうのもあるからね。そんな未就学児が好んでラジオ聞いてるなんて、少なくとも私の知っている範囲じゃ聞かないし。ラジオ聞いているなんて言ったら大きいお友達のガチファンくらいなもんだと思っているから」


「結構お便りとかも来ているんじゃないの?お便りを読むコーナー!みたいなのって基本的に、どんなラジオでもあるもんじゃないの?」


「あるけど、聞いても100通とか……多い時でも300いくかいかないかだよ?そこから適当にスタッフさんが選別して「これ読んで」とかって言われるから。ああいうのって変なの聞いてくることもあるから」


「あー、ちょっと1回見せて貰った時は「胸の大きさはどれくらい!」とか「初体験はいつですか!」みたいなのあったよね。普通にセクハラしにいってるヤツとかね……「家どこですか?」っていうのもあった」


「えぇ……!?そんなん送られてくるの?」


「別に回数こなせば慣れてくるよ。なんなら、私達なら胸の大きさとか初体験くらいなら答えられるし。初体験に関しては水月以外まだだし」


「うん」


「アンタ等が何とも思わないのがおかしいんじゃ………?」

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