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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
219/1612

217件目【アイカ「るのわぁぁぁるっ!」】

「由利ちゃんからメッセージ来たんかね?」


「みたいよ」


「あの2人ってタバコ吸うのかな?」


「吸ってないよ。高校生なんだから吸わない方が多数派でしょ。いくら荒れている学校の生徒とは言えども」


「そもそもの喫煙者も世の中少なくなってきているしね」


「世の中の流れに抗っていくスタイル!」


「こんなところで抗っていても仕方無いけどな」


「どこで抗ってんだよっていうね」


「てか、千柰都ってIQOSを実費で買えるほどの金持ったんだね」


「うちの親、割と金だけはくれるから。後は異界での例の件の報酬金っていうの?やったことの功績が大きいのと、私一人での成果っていうことで、私が死ぬまでそれなりの金額は私の口座に振り込まれてることになった。勿論、税金とかは掛かっていない所得だよ」


「へぇー、非課税の不労所得か。それはそれで羨ましいな」


「アイドルやらなくても十分過ぎるくらいの金が入ってくる。高校生には使いきれないくらいの額が余裕であるから溜まりに溜まりまくるよね~」


「あー、金に関してはうちらもそうか。増えていく方が圧倒的過ぎて全然使いきれないもんな~」


「んだんだ。これ以上あってどうすんだってね。てか、今回の件の報酬も"あっちの世界"から支払われるんだっけ?」


「嫌、正式な依頼が出ていないから金は振り込まれないはずなんだけど………多分、社長とかが掛け合って上手いこと全員に渡せるくらいの金額は徴収するんじゃないのかな?この件について何も渡さないっていうやり方が社長は許さないと思うし」


「どっちでもいいけどね。私達の中で金欠に悩んでいるの居ないし」


「それはそうなんだけどね。一応は建前としての徴収だから、有り難く受け取っておきましょ」


「まぁ、あるには越したことの無いものだから良いっかな」


「そろそろ出るか。飲み物の氷溶けちゃって味が薄まるから」


「はーい」



一服し終わって2人が待つ席へと戻る。


2人からは「うわっ、タバコ臭っ」と言われた。そんなに臭い残ってるかな?って思って自分の服の臭いを嗅いでみても全然分からん。


吸わない人からするとタバコの臭いってすぐに分かるらしいからね。私も結構敏感な方のはずなんだけど………案外分からないもんだね。


席に座って頼んでいたアイスミルクティーをストローで啜る。


Twitterを開いて自分の公式アカウントを見る。「生放送っ!」っていうだけのツイートにリツイートといいねがどっちも1万を越えていた。表示されていた回数も20万を越えてる数値が出てきた。


前には「あっ」っていうだけの2文字でもリツイート3万越えたからね。リプも500くらい付いたのかな?「何かあったの!?」っていう心配のリプがめっちゃ飛んできていた。


そういうのを投下してみたらどうなるのかな?っていう面白半分でやってみたら、思ったよりも大変なことになっちゃった。


Twitterに関しては特に事務所からの制限は無いから、ヘタな炎上さえしなければ適当に呟いていいって言われてる。


宣伝とかも殆どしていない私用のプライベート垢みたいなものだからね。

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