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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
205/1612

203件目【アイカ「絆!」チナツ「ムラサキ!」】

「セーフそうだから「やっちゃえやっちゃえ!」っていうのは危なくないの?」


「私達、ギリギリでいつも生きていたいから」


「それ、別にそこまで汎用性高いってわけじゃないからね?」


「本家が本当にギリギリでいつも生きてるグループだから」


「止めたれ、止めたれ」


「赤西君が抜け段階で始まったら、ギリギリでいつも生きていくことになったグループ」


「NGワードゲームで、NGワードを「ギリギリ」にしたら秒で誰か終わりそうだな」


「由利ちゃんは5秒で終わる」


「アイツは瞬殺やな」


「KAT-TUNの何かをNGワードに設定にしたら由利姉ちゃんは即刻死ぬ」


「そろそろ教室行かない?遅刻になっちゃうよ。私達、先生達から評価は良くないんだから」


「ありゃ?明星も不良品なの?」


「その言い方は凄い刺があるんだけど。不良ならいいんだけど、"品"って付くだけで言葉が一気に鋭くなるんだけど」


「日本語って面白いね~」


「藍華、ムカつく。私は行くわ。1年の頃から遅刻なんてまっぴらごめんだし。その理由がアホな先輩達に絡まれて遅刻だなんて………言い訳も成り立たないし。じゃっ」


「事務所寄りなよ~」


「分かってるよ~」



私達に背を向けて手を振りながら教室へと向かう。


私達5人もそれに続いて自分達の教室へと向かう。学年ごとにフロアが違うので、灯籠組と千柰都の4人は一緒で、柚依さんとは一旦分かれることになった。


2年組が多いな。6人のうちの2/3の人数が同じ学年に固まって、その更に半分が同じクラスっていう。私と千柰都のことです。


同じ学校っていうだけでも奇跡みたいなものなのに、その4人が同じ学年っていう更なる遇せん。その2人が同じクラスという………神様のイタズラにしても、ちょっとイタズラし過ぎじゃない?って。



「ふぅ………疲れた………」


「朝から仕事だったもんね」


「ホントだよ。水月と未來も仕事のはずなのに、何事も無かったかのように元気なのが謎だわ。寝るのも私よりも遅かったはずだし」


「うん。私達3人に個チャで変なの送ってきたりしてきたりしたから」


「朝の強さだけは本当に羨ましいわ……朝に弱い自分が憎いよ………もう少し朝に強くなってくれねぇもんかね?」


「そればっかりは、どーにもこーにもならんでしょ」


「それねー」



てか………なんか、今日は教室に居るクラスメイトの人数がやけに少ないような気がする。


40人近く居るはずのに、そろそろホームルームの予鈴もなるという時間なのに……半分の人数も来ていなかった。


いつもなら私が一番遅いくらいなので、私が来ている頃には全員が揃っているような状態。私よりも遅く来るのは、千柰都がたまにっていうくらいなもの。



(違和感しかねぇな……)



学級閉鎖とかっていう連絡も無かったし、本当に学級閉鎖だとしたら、半分近くの人数が学校に来るわけもない。


ふとスマホを見ると水月と未來……それと明星の3人からもグルチャでメッセージを送ってきていた。


私達のクラス以外にも「今の時間になってもクラスの半分の人数が揃ってない」っていう同じものが送られてきていた。



「やっぱり……何か起きたんかな……?」

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