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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
198/1612

196件目【クイナ「良いと思うけどな~♪」】

「私から見ても、これ以上の名前を出せっていう方が無理難題だと思う。メンバーの名前を使って、ここまで綺麗に収まるっていうのは、なかなか出てこないと思うよ」


「そ、そうかな」


「シンプルにモロにKAT-TUN意識してんだなーっていうのはガッツリ伝わってくるだけで。意味合いとかも、どことなくKAT-TUNに似てるし」


「KAT-TUNは苗字、STAY.㎡は下の名前。パクりではないから大丈夫」


「6人組で、メンバーそれぞれの名前のイニシャルから取ったアイドルグループの名前は?って言われたら、大抵の人がKAT-TUN!って即答するようなものだけどね」


「KAT-TUNを知らない世代が増えてきているから大丈夫じゃない?知っていても元々何人居たか分からないって人も多いし。なんとかなるっしょ」


「ハイフン勢は間違いなくザワザワするような名前だよね」


「そこはどうにもならん。私達を6人グループにしていくっていうプロジェクトの名前が"KAT-TUN計画"なんて呼ばれ方しているわけだし」


「本当にちゃんとKAT-TUNっぽくしていくのね」


「メンバー的にもワイルド系……そういう感じも曲も出していきたいねーっていうのは由利ちゃんもノリノリだったから。もしかしたら、水月辺りがラップをやらされるかも……なんていうのが現時点で上がってる」


「ボイパまでし始めたら完全に女版KAT-TUNで草」


「赤西君ポジション、千柰都ちゃんだし」


「となると、藍華は亀梨君ポジションになるわけだ」


「比べられるところが亀梨君だと気が重いよね……」


「歌い方も雰囲気も亀梨君に全然似てないよね。千柰都ちゃんは会って話したことはないから、何とも言えないけど」


「アイツもアイツで赤西君とは程遠いよ。本人もそれで悩んでいたから。それでさっきまでLINEしていたんだから。千柰都から「私、女版赤西君とかみたいになるのは無理だよ」みたいな結構重めな話を持ち出されたから」


「KAT-TUN全盛期……ロクーン時代はエグいほどの人気があったからね。一時的とは言え、ジュニアの時からあそこまでの人気があったグループで、デビューしてからも爆発的な人気を誇っているグループは、ジャニーズの歴史に置いて、前にも後にも存在しないと思う」


「それは由利ちゃんも言ってる。ネット民でもロクーンに勝てるグループは存在しないって言われてるし」


「日本で活動する男性アイドルグループの中で、あそこまでの勢いがあるのは、本当に稀だよ。そりゃ社長だって由利だって参考にしたくなるよね。KAT-TUNは結成からデビューまでの期間が長くて下積みをガッツリやっていたグループだったみたいだし……そこまでも模倣して、いきなり6人でメジャーデビューじゃなくて、それぞれの個々の力を付けさせて、タイミングを見計らってのSTAY.㎡デビュー!っていう形にしたいんだろうねぇ~」


「姉ちゃん、今日はめっちゃ喋るね」


「それは私も思った。めっちゃ喋っとるなって」

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