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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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192件目【アイカ「大丈夫」】

ち〔藍華にそんなことがあったなんて……〕


ち〔高校からの付き合いだから、そういうのは一切知らなかったんだよね〕


ち〔そんなに苦しんでいたことがあったなんて思いもよらなかった〕


〔千柰都には手遅れの段階になってからで気付いてほしくなった。私のようなギリギリで踏ん張るなんていうことはしなくてもいいんだよ〕


〔そもそも、この業界なんて厳しい意見が飛び交うのが当たり前という状況下で、素人である千柰都が灯籠の姉妹グループのセンターになったって言って、誰が反対した?誰も反対していないよね?賛成の意見しか出てきていないもん〕


〔人気が出てきたら、ネットからは少なからずアンチっていうのは存在するから。そういうのは良い悪いとか問わずに他人を貶すことでしか生きていけない人間の姿をした生ゴミだから気にしなくていい。いわゆる、有名税ってヤツだよ〕


ち〔うん……ネットの意見とは全然大丈夫。周りからは非難されるっていうこと自体には慣れているから、今更ネット民の意見なんかに一喜一憂はしないよ〕


ち〔ただ、直接会う人達にそういうことを言われると少し来るものがあるよね〕


〔あー、それに関しても大丈夫だー〕


〔うちらの事務所、タレント達に害を為すような輩は少し痛い目を見てもらうっていう体制が整っているから(笑)〕


ち〔えっ?w〕

ち〔マジで?w〕


〔大マジだよーん〕


〔仕事を提供する側の人間が、わざわざ仕事の質を下げるような真似をしているんだから。そりゃ淘汰されるのも当たり前って話だよ〕


〔自分から喧嘩売っといて買われた結果、「自分を許してください」なんていう世界は無いんだから。そんな都合の良い命乞いで誰が助けてやるかって話なんだよ〕


ち〔殺されちゃった人とか居るの?〕

ち〔流石にそこまではないか〕


〔業界人で、そういった類いの理由で殺しは今のところは起きていないかな?あまりに過激にやりすぎると私達の立場まで危うくなっちゃうから。なるべく隠密に素早く証拠を残さず潰すっていうのがやり方だからさ。殺したら嫌でも跡が残っちゃうからさ。殺したとしても、あくまで社会的抹殺に留めているから(笑)〕


ち〔ワルキューレ、怖すぎるな………(笑)〕


ち〔でも、それだけ大切にしてくれるなら、損得勘定も無しに向き合ってくれるっていう何よりの証拠。私を頼りにしてくれるっていうことなら、私はそれに答えるまでだよね!〕


ち〔私、達か?〕

ち〔柚依と咲希のこともあるもんね〕


〔その2人も千柰都のことは気に掛けているから。あの2人は私達よりも大先輩だし。どっちも私達よりも芸歴が10年近くも上だからさ。しかも、なかなかのドロドロした環境から這い上がってきた子役上がりのサバイバーだしね(笑)〕


〔千柰都に心配されるほど、あの2人も柔じゃないよ〕


〔あの2人の心配を千柰都がしたら、2人から「お前はまず、自分の心配をしてろ」って説教されちゃうと思うよ(笑)〕


ち〔それはちょっと勘弁願いたいね(笑)〕

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