表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1611/1612

1594☣✡幕間狂言・九蓮宝燈[2]✡☣

クイナ「話変わるんだけどさ」


ユリ「自由だな、ホント」


クイナ「森の中入った時に、蜂に追い掛け回されている時に……なんか、変なのが森の中に居たんだよ」


ユリ「自分のことを言ってるの?」


クイナ「私以外の変なヤツ」


ハルカ「ゴリラでも居たんですか?」


マリア「日本の山奥に野生のゴリラが居るとか聞いたことない」


クイナ「人っぽい何かだった。……いや、あれは完全に人だったな。間違いない」


ユリ「そりゃ別に人くらい居るだろ。山奥言えど。私達がこうして普通に撮影しに来てるくらいなんだから。普通にスタッフさんじゃないの?トイレしに行ったとか」


クイナ「絶対にスタッフさんなんかじゃないよ。ゲフッ」


ハルカ「きたなっ」


マリア「ちょっと出そうな音」


ユリ「後、ちょっと臭い」


クイナ「変な格好していたんだよ、日本じゃ有り得ない格好」


マリア「全裸!?」


ユリ「有り得ない格好ではあるけど、なんで有り得ない格好から連想される格好で全裸が一番最初に出てくるんだよ」


ハルカ「股間を葉っぱで隠して、ビーチクにニップレス付けてるとか?」


ユリ「日本じゃなくても、どこ行ってもアウト」


マリア「異世界(あっち)においても、どこでもアウトな格好で草」


クイナ「全身濃い青の………魔法使いみたいな格好していたよ。ハリー・ポッターに出てきそうな感じの。ホグワーツの制服の全身濃い青バージョンみたいな」


ユリ「コスプレ……とかではないよね。森の中でそんなことをするなんて何の意味があるって話だし」


マリア「意味を見出だせないと行動できないなんて、それでは成功は掴めません!」


ユリ「チープで陳腐なテンプレの自己啓発だね。いや、流石に森の中で魔法使いのコスプレしているのら謎過ぎるでしょ」


マリア「刺身のツマ食いながら、「共食い」ってボソッと呟く遥華くらいに訳分からんですな」


ハルカ「ちょっ、それは言わない約束じゃん!」


マリア「してない約束は守る以前の問題」


ユリ「2人とも、ちょっとうるさい」


クイナ「私、もう1回見に行きたいんだよね」


ユリ「止めときなよ。また虫に追い掛け回されることになるよ」


マリア「そうっすよ。触らぬ神に祟りなしとかっていうじゃないですか。ちなみに、触らぬ尻に祟りありのは痴漢です」


ハルカ「ただの冤罪」


マリア「その場で警察呼んで「痴漢冤罪されましたー、恐喝されてますー」ってホームのところで言えば警察も動いてくれるよ。駅員室まで行かなきゃセーフ」


ハルカ「やられたらやり返す感じで、「冤罪掛けられて恫喝されてます、恐喝されてます」って言えば自分が男で相手が女でも、余程ポンコツの警察じゃなきゃ話聞いてくれるやろ」


マリア「警官ポンコツばっかだけど、流石にそこまで言って一発逮捕はしないでしょ」


ハルカ「やるか、やらないかは貴方次第です!」


マリア「あくまで、個人の意見です」


クイナ「2人も来てくれるってことでいいんだね?ありがとう!」


ユリ「何の脈絡もないところから結論付けていく來依柰の思考回路がバグってる」


ハルカ・マリア「いきますー!」


ユリ「2人も大概だったわ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ