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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1604/1612

1587件目【ハルカ「セクシーサンキュー★」】

「はい。で、どこまで話しましたっけ?亀梨面接官」


「亀梨っていうと、どうしても和也の方しか出てこない」


「それは誰だってそうだと思う。亀梨と言えば?って聞かれたら誰でも和也って答えるよ」


「あっ、志望動機がどーたらこーたらでしたっけ?」


「そうそう」


「無ぇよ。そんなもんって一発目で言ってましたけどね」


「あっ、そうだった。そういうこと言っちゃ駄目でしょ。一応は藍華から志願しているっていう設定なんだから」


「へいへい」


「藍華のやる気がゼロ過ぎて草」


「ゼロ過ぎてっていう新しい日本語ォ」


「無いっていうの無しで。ちゃんと答えて」


「……………………第三希望だったので」


「逆に第一希望、第二希望が気になる」


「第一希望は何になりたかったのかな?差し支えなければ」


「KAT-TUN」


「フハハハハ………!!」


「KAT-TUNのNになりたかったです」


「中丸君のとこやん」


「まさかの抜けていない人のところを狙いにいくという」


「………………ま、まぁ………良いでしょう」


「それで良いんか」


「面接官も頭悪すぎオワタ」


「第二希望は?こちらも答えられる範囲で」


「人間」


「何を言ってるの?」


「早く人間になりたーい」


「妖怪人間ベムじゃねぇんだわ」


「実写ドラマの方は主役が亀梨君だったよね?」


「そう言えばそうだったね」


「ちゃんと答えてください。本当にやる気があるんですか?なりたいものランキングで、第一希望がKAT-TUN、第二希望が人間、第三希望が神ってどういうことだよ。色々と並びがおかしい」


「人間と神よりも、藍華の中ではKAT-TUNになりたいっていう欲求の方が強いという謎」


「人間辞めてまでもKAT-TUNに入りたいって、なかなかの精神異常者よ」


「ネタだよ、ネタ」


「そんな中途半端な覚悟で神の座に付けると思ってるのか!?」


「うるせぇ、第三希望。調子に乗るな」


「うっ……………」


「藍姉ちゃんの覇王色が発動いたしました」


「神じゃなくて王の資質を持っていましたねー」


「本当にドラマとか映画の仕事受けられているのか不安なくらいに我の強さ全開で来られたわ」


「ちゃんと仕事だったらやってるわ。さっきまでの不満も心の中に閉じ込めすぎて爆発したから。流石にリアルタイムではぶちまけないでニコニコしているよ。由利ちゃんのメンツを私の言動一つで潰すわけにはいかない」


「義理人情があるのは素晴らしいけども」


「後、バラエティだと藍華は本当にこのまんまですよ。どんな大御所相手でも一歩も引かないトークを繰り広げて、自分の世界を作り上げることが出来ちゃうのが藍華の凄いところっす」


「なんかそんな気がするわ」


「マリアも頑張れば出来るようになるって。見た目亀梨君で苗字も亀梨なんだから」


「見た目亀梨君で苗字も亀梨だったら、それは亀梨和也なんだよな……」


「でも、藍姉ちゃんの言いたいことも間違ってない。本当に見た目の雰囲気だけはマジで昔の亀梨君にクリソツなんだよ」


「後で画像調べてみた方が良い」


「正確に言うと、昔の亀梨君を少し可愛くした感じがマリア」


「全然イメージ出来ん」

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