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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1602/1612

1585件目【ハルカ「困リウス!」】

「じゃあ、次は私が面接官やるー!」


「なんで???」


「面白そうだったから」


「理由が本当に異世界の基盤を作った最高神とは思えないくらいに馬鹿っぽいな……」


「モリモリしたいのぉ~★」


「なんでマリウスの小ネタだけ色々と知ってるんだよ」


「Sexy Zoneって面白い人いっぱい居ない?全員が様子のおかしいアイドルグループじゃん」


「ケンティーは残念すぎるイケメンやからな」


「風磨君はラリってる」


「聡ちゃんは可愛い」


「マリウスは最大瞬間風速がエグい」


「勝利君は顔面国宝」


「考えてみたら、ちゃんと個性派グループだね。Sexy Zoneって」


「名前からして個性的じゃん。性感帯って意味のアイドルグループなんだから」


「風磨君、グループ名が決まった瞬間に終わったって思ったって言っていたのは笑った」


「まぁ、そう思うよなって名前だもんな」


「で、マリアさんは何処に採用するつもりなんですか?」


「神域。神様になりたい!って藍華が思って最高神の私が判断するという設定で」


「私が絶対に思わないから非現実的だな」


「一応はやる気があるという体で。ドラマとかのお芝居とかでもあるでしょ?思ってなくても演技でやらなきゃいけないって」


「そんなんばっかだよ」


「役者の闇」


「闇っていうか、それが面白くてやってるっていうのもある。心の中では目の前の奴が嫌いって思っていても、周りから見ても本人から見ても「あれ?好きなんじゃないの?好意あるんじゃないの?」って思わせることが出来るって最高だなって思えるタイプ。本心を悟られないように自分の演技力を他人の目を欺けるって凄ぇ面白ぇじゃん!っていうのが私が演技の仕事を積極的にやる理由」


「ちゃんとパスってる」


「やっぱ、売れてる役者っていうのは、何処かしら頭のネジが飛んでるの多いのかもしれない」


「だから売れるんだよ」


「芸能界怖ぇわ」


「では、これから鵺島藍華に対する神域への入域試験を行う!」


「あれ?なんかいかにもテンプレみたいな台詞が出てきたぞ?」


「一応は地上の人間を神域に入域させて場合によっては文字通りに神格化させるっていう制度がある。でも、神域が誕生してから今まで1度も人間から神になったのは居ないね。神域自体に入ったのは何人か居るけど」


「おー、藍姉ちゃん。初体験イケるやん」


「言い方気を付けなさいよ」


「藍華には私の初体験をあげる」


「要らねぇよ」


「てか、マリアさん処女だったんすか」


「うん。レズだから」


「あなる」


「藍華のことは、そういう目で見ているっていうことでヨロシですか?」


「うん。当たり前やん。こんなイケてる女を見て発情しないレズ居ないよ」


「複雑だな………」


「ていうわけで、鵺島藍華!神になりたいと思った志望動機は!?」


「無ぇよ。そんなもん」


「本音出ちゃってる」


「言い方もめっちゃ刺々しいのもウケる」


「志望動機なんて強いて言えば「何となく」に決まってるだろ。他にもやりたいことがあるんじゃないんですか?とか言い始めるんだろうけど、だったら何で志望動議聞いたんだよ?ってなる。何で受けにきた人間に対して、面接する人間で煽るようなことを言い出す馬鹿が多いの?」


「藍華、落ち着け」

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