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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1599/1612

1582件目【ハルカ「めちゃくちゃな話かと思ったら、地味に繋がっていくの草」】

「どうやってかは知らないけど、最高神の私の呪縛を振り払って、その私を最高神の力でも対抗できないような力を使って半永久的に並行世界であった藍華達の世界と私達の世界を繋ぐ架け橋の番人のようなポジションに据えられた。どういうわけから、ちゃんと生命活動をしているはずなのに、代謝などの機能を全て停止することが出来ていた。そういう矛盾すらも魔王(アイツ)は捻じ曲げることが出来る程の強大な力を持っていた………私にとっての唯一の天敵となる存在だった」


「それを殺しちゃった私達って、ヤバない?最高神より強い奴を殺しちゃうとか………こりゃ新世界の神になるしかないね」


「神様もしんどいとか聞いていたから、絶対になりたくないわー。直感だけど、今よりも待遇が何倍も悪くなるような予感しかせえへん」


「私の権限があれば、藍華達を神様にすることも出来るけど?」


「「「結構です」」」


「皆断るんだよな………」


「まぁ、事情を知っている人達が多いだろうし。こっちの世界の住人を誘ったところで、断られるか……ノリでなるような奴に任せるようなことも無い。事情を知らせた上で私達にオファーしたところで、その事情がクソ過ぎて断れる……」


「けど、神様って基本的に不老不死なんじゃないの?死ぬことがなくて、子供が増えているなら、逆に人が余ってるくらいじゃ?」


「しょーもない理由での殺し合いとかが起きやすいんだよ。私にも身に覚えの無いシステムっていうかプログラムっていうか……不老不死であるからこそ、その数が増えすぎないようにするために、やたらと殺し合いをしたり他の神々に対しての闘争心を男女問わずに抱きやすくされている」


「それは不思議なもんだな」


「なんで?どうしてですか?」


「最高神の私とは無関係な別な力の存在によって、神域の生態系を保つための超常現象……としか言えない」


「それは本当に謎だね………となると、子殺しや親殺しっていうのは当たり前に行われているわけだ。いや、全員が身内から成り立っている近親婚家庭だから、血族間でしょーもない小競り合いをやってるっていうことになるのか」


「そうだね。こっちの神話と変わらずに近親婚が当たり前のように行われているよ。秩序作ってる側の性事情がこんなにも淫らな状況だっていうのに………これじゃ地上の人間達から反発される日っていうのも遠くはないなって。もしかしたら、神域への革命も含めて……地上の人間達による【神殺し】を含めて、私とは違う………私と同等以上の力を世界全体に及ぼせるほどの存在によってコントロールされているのかも」


「出た、世界シミュレーション説」


「クーババが出てくるぞ」


「ーって入らなくね?クババじゃね?」


「変な呼び方すると、罰当たるぞ?本当にペナルティ与えてきそうな存在だから止めとけって」


「クババ……?」


「マリアも聞いたことある名前だった?」


「そりゃ、こっちの世界、宇宙の全てを手中に収めて自分の思うがままに操作している女神よ」


「やりすぎのセッキーが何か言ってるだけじゃなかったんだ」


「半信半疑だったけど、ガチやったんか。クババチート説」

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