1581件目【マリア「エピソードトークでこんなにもカオスになるのは何故だ?」】
「まぁ……私が産み出した神々によって、藍華や藤華達が見覚えのある世界が創り出されたわけなんだけど……その後1万年近くは神域と地上のみの2つの世界が同じ世界線で存在して、お互いがお互いを支え合うような形で営んできた」
「営むって、なんか飲食店みたいだな」
「さっきまでは夜の方での営みの話があったけど」
「私の無理矢理させたっていうのは忘れて」
「流石に1ミリも聞いていませんでしたっていうことには出来そうにもない、ビックリな話だよ。他の神話にも、裏ではそういうことがあったんじゃないのかな?って思ってしまう」
「藍華達の世界線の神話は全部フィクションだから。裏なんてもんはありはしない。完全フィクションではないにしろ、ほぼフィクションと考えてもいいんじゃない?」
「神様=宇宙人って扱いって考えている学者さんも居るから、こっちの神話は宇宙そのものの歴史を語ってるのかも………信じるか、信じないかは貴方次第です!」
「関暁夫か」
「例の珍獣ハンター 」
「珍獣ハンターはイモト」
「間違えた」
「うっへぇへへへっ!やっばいっねぇ………!分かる?これが、事実、だからね!?知らないじゃ、済まされない、からね!?」
「キー高いだけで、ちゃんと特徴は捉えていくのは草」
「遥華は歩くネタの宝箱やな………そんだけ引き出し多いなら、バラエティとかでも困らなさそう」
「8割方、お茶の間では使えねぇネタしか持ってないから、YouTubeとかでフリートークさせた方が良いタイプ。遥華の事だから、製作陣やテレビ局、スポンサーに忖度した言動っていうのを嫌って、即刻干されそうな気がするから」
「有り得ってぃ~」
「で、世界を神域と地上という2つで営んできたわけで………時間が経つにつれて細かい不具合なんかが出てきたから、3つ目の世界である深淵を作り出して、世界の安定を強固の物にしていこうというところですかね?」
「話すことが無くなっちゃったやん」
「うぇーい!当たった!」
「別に早押しクイズとかじゃないんだよ?」
「ピンポーン!」
「なんでしょう?杏仁豆腐さん」
「深淵はどうやって作られたのでしょうか!?」
「今から話す。ちょい待って。さっき藤華が言ってくれた通りに………神域と地上の世界だと、何かと不安定で、半永久的に世界を保ち続けるのは難しいということで、3つ目の世界を作ることで、世界の基盤を強化させた。深淵には下層に慣れている奴を連れていくとして、影響力や本人の力も他の神々と比べても最高神と拮抗していたならず者………魔王であるサタンを中心として創らせたんだ。そのサタンは「創るだけだろ?俺の仕事は?」と言って、私に管理や細かい秩序、不具合の調整などを押し付けて、自由奔放に生きてきた。全てにおいて堕落していた……良くも悪くも、どこまでも魔王だったよ。力が無きゃ、ただのクズ男だよ」
「ここで咲希のパッパが出てくるのか」
「それで私は最高神の権限を使って深淵の管理を任せるようにコントロールした。数千年の間は平気だったんだけど………突如、私の力を振りほどいて逆に私を拘束させたんだよ。「俺にしたことをまんましたまでだ」と笑ってたね」
「それがマリアがエレベーターに居た理由に繋がってくるのか………」