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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
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1575件目【ハルカ「うんのわーるいー、ひぽぽたますぅー」】

「で、何の話をしていたんだっけ?」


「神域、地上、深淵は起源が謎過ぎて誰も分からないから調べるのを諦めたっていうところまでは聞いたよ」


「そこまで話したんだね。そしたら、特に話すことは無くなっちゃったな。異世界(あっち)の世界が何故、異世界として存在しているのかっていう科学的根拠みたいな事については」


「神話についても話してくれるって言ってましたよね?その神話について詳しく触れてくれると有り難いんですが」


「そこら辺も話しておいた方がいいよね。藤華と藍華も将来的には異世界に深く関わってくることだろうし、遥華に関しては………言ってることだけは馬鹿っぽいだけで、考え方自体は異世界に対して大きな発見やら革新……革命なんかを起こすようなことをやってのけるかもしれない」


「私は特殊能力が無いパンピーですので」


「何で自分がMENSA会員になれるだけの頭があるのかっていうのを知ることになるかもしれないよ?」


「別に知りたいとは思わないですけど。推し活と仕事をそれなりにこなせればいいかなって思ってます」


「将来的な話だよ?」


「将来的もそういう人生を歩んでいきたいんです」


「積極的なのか消極的なのか分からんことを言い出しおって」


「杏仁豆腐と会話していても疲れるだけ。神話の話を進めちゃってくださなー」


「お願いいたしま~す」


「はいはい。すーぐそういうことを言うんだから~」


異世界(あっち)における神話っていうのは、フィクションなんじゃなくてノーフィクションで語られてきた歴史みたいなもん。神なんて存在するしないの議論なんて無い。だって居るんだから。人間が地球に存在するかしないか?なんていうことを言う学者が居ないということと一緒とだと思ってもらえるといい」


「その前置き、要りますかね?」


「先入観を取っ払うためだよ。「神なんて居るわけがない!」とか言われても困るし。史実を話して、神=実在した人物っていう体で話を進めているのに、そんなことを途中途中に言われても困るから」


「先入観からマリアが自分のことを「私、最高神だもん!」発言でとっくに無くなっているから安心してくださいな」


「あー、だったら前置き話さなくても良かったかな。まぁ、一応ということで」


「では、どーぞ」


「始まりは私が何も空間から突如産み出されたことから始まる。私も自分が産まれた理由も誰が創ってくれたのかっていうのは覚えていない。目覚めたら、この体を与えられていて、真っ白な何も無い空間に浮かんでいた………っていうのが、私の産まれた直後の一番古い記憶だったよ」


「誰が創ってくれたのかって言われたら、作者やろ」


「遥華、そういうメタ発言を言ってくれっていうことじゃない。冒頭から変なツッコミを入れるのを止めてもらっていいかな?」


「キチガイキャラが急に真面目なことを真面目なトーンで喋り出すと邪魔したくなる気持ちが湧いてしまうのは私だけではないはず。頭おかしい奴が急にちゃと話し始める時って茶化したくなりません?」


「「「分かる分かる~」」」


「マリアさんまでハモったら、もう何も言えなくなるじゃないっすか」


「ヘケッ!★」

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