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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
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1573件目【ハルカ「じぇじぇじぇ?」】

「てか、マリアさんって何でそんなにも色々と知ってるんですか?しかも、話している感じで「らしい」とか「思う」って言い方じゃなくて、断定的な言い方をしていることが圧倒的に多いあたり………マリアさん自体も特別な存在なんじゃないのでは?って疑問がありますが。そこんところを詳しくお願いいたします~」


「私?」


「そういや、マリアの正体っていうか………元々はどういう存在だったのかっていうのを詳しく聞いとらんかったな~。どういう存在なん?」


「あれ?藍華には言ったと思ったんだけどな」


「言われてないな」


「遥華と藤華も居るから。ここでちゃんと話しておくか。私は元々は神域に住んでいて、今も尚最高神としての立場のある神様だったりする」


「「「・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」」」


「ん?どうした?3人とも、鳩が豆鉄砲食らったような顔しちゃって」


「ちょっ待てよ。待ってくださいよ。えっ?ゑっ?マリアって………その、異世界における、最高神だったの?」


「うん」


「いやいや、そんな変な嘘を吐かなくていいから」


「そうですよ。マリアさん、脳内毎日エイプリルフールなんですか?」


「藤華、それは暴言にしても酷すぎるよ」


「急に変なことを言われたら、誰だって言いたくもなりますよ」


「私も藤華の意見に賛同しますよ。急に自分が最高神とか何とかって。こんなタイミングで急性中二病を発症されても困るんですが?」


「脳内毎日エイプリルフールやら急性中二病やらって言いたい放題言ってくれるね。でも、そう言いたくなる気持ちも分からなくもない。しかし、これは紛れもない事実なんだ。私のことを何と言おうと私が最高神であることは変わりはない」


「「あっ、はい………」」


「ねぇ、なんでちょっと引いてるの?」


「多分、話が全部突飛すぎるんだよ。もう少し、えっと、休み休み話してほしいって言いますか……情報量が多すぎて、異世界の情勢については色々と調べているつもりではいる私でも、何がなんだか全然理解していないし、話に追い付けていないんだから」


「藍華の調べていることってビジネスとか、現在から未来に掛けての人間や経済の動きをメインに見ているわけで、過去の歴史については仕事を進めていく上で使えそうな情報(モノ)以外は頭に入れていないでしょ?それに、日本(こっち)での活動を今はメインにしていて、異世界には裏稼業で稼いだ大金を適当に溜め込んでおくためだけに、銀行だけは重宝している程度に過ぎない。歴史については振り返ろうとしてないんだから、この手の話が全然ついていけないのは当たり前だよ」


「ごもっともです」


「怒ってるつもりはないよ。藍華のやり方が間違っているとは思わない。寧ろ良いやり方としか思ってないよ。日本……地球での活動をメインにしていて、異世界については深く介入していこうという意思がないのに、異世界の仕組みを細かく調べたところで時間の無駄。その時間があるなら出来る限り芸能活動や裏稼業の方を進めていく方が無難のは理解してる」


「なーんか、マリアさん。藍姉ちゃんに上から目線っすよね?」


「うんうん。なんか性格の悪ーいクソ女みたいになっちゃってますよーん?」

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