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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
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1553件目【マリア「えっ?えっ?」】

「世間体すこぶる気にする奴ほど不倫するっていうのは、そういうバックボーンみたいのがあるからなのかもしれない」


「ブラコンなだけあって男の生態とかよく見てるな」


「鵺ちゃんってお兄さん居るんだ。初めて知った」


「あれ?言ってなかったっけ?」


「初めて聞いたかも」


「男兄弟居ると何かと情報入ってるんだよね。男の情報が。にぃーからすれば同性だから特に何とも思わない部分でも、女の私からすると色々と思うことはあったりする」


「性別違うと、どれだけ兄弟姉妹で似ているって言われても考え方違いすぎるっていうのはあるある」


「同じ遺伝子持った別の生き物っていう認識で割り切ってる」


「その割り切った結果が、頭悪い女が増えてきたっていうのがあるのかも。男が女を見限り始めたのと、多様化の時代とかっていうのが悪い意味でタイミング良く重なって変な女が増えたって感じ」


「普通と言われる女ですらも、「えっ?」って思うようなクソ多いよね。これが普通とか終わってんなって」


「藍華の「日本の女に産まれたことを後悔している」って言ってるのは本当に今でも頭に焼き付いている」


「何回も言ってるしね」


「えぇ………色々の不安になってきたな」


「大丈夫だよ。そういう奴等と関わらなきゃいい話だよ。学校とかでは適当に合わせればいいんだよ。同じ学年にもSTAY.㎡のメンバーが居るから。私から色々と話しておくから」


「柚依さん……だっけ?」


「STAY.㎡のラッパー」


「女版田中聖」


「チ○チ○付いていない聖君」


「遥華、その言い方はアカン」


「チ○チ○」


「言いたいだけやろ」


「見せたいだけや」


「何を言ってるんだ。見せたいって言っても付いていないもんは見せられねぇだろうが」


「生えてくるかもしれないでしょ」


「それは本当に人間辞めてる」


「柚依って事務所に居るのかな?事務所に居るなら顔合わせでも済ませておくのが良いかもしれない」


「2人で色々と話してみれば?柚依も頭のネジが飛んでるから、同じ学年っていうのもあって普通に仲良くなれると思う」


「じゃあ、呼ぶか」


「失礼しま~す。社長~、私とボイパ担当のデュエット曲の歌詞が………」


「あっ、田中聖」


「私は聖君ではない」


「田中……(ひじり)か」


「たまに居るよね。聖君のことを(ひじり)って呼ぶ人」


「でも、聖を(こうき)って一発呼べる人は居ないよね。芸能人だから読めるっていうだけで」


「なんで"ひじり"っていう独特な呼び方するんかね?せめて"せい"やろって思う」


「あっ、社長。社長。これ、出来上がった歌詞をコピったので。これを元に作曲家さんに曲作りの方を依頼しておいてください」


「ボイパの部分の考慮してもらうか?」


「大丈夫です。適当にブンツカブンツカやってもらうんで」


「分かった。ちゃんと話は通しておくよ」


「ありがとうございます~」


「あ、あの………柚依さん、ですか?」


「どーも。マリアさんでしたっけ?初めまして。STAY.㎡及び明星のラップ担当の田中……じゃなくて土御門柚依です」


「聖君に引っ張られ過ぎや」

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