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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1546/1612

1529件目【アイカ「えぇ………嘘ぉ~ん………」】

(あんな美人さんが………イケメンで大人しそうな綺麗な人が………まさかの………あんな、癖が強めの本性だったなんて。個性が爆発している性格だったなんて………私も他人のことは言えないけど……こればっかりは、本当にショックだよぉ………)


「えっ?サキってファザコンだったの?」


「違うわ。あの3人が勝手に何か勘違いしているだけだよ。パパ呼びしているから勘違いされるのも無理はないかなーって思っていたけど」


「言いふらされてんじゃね?」


「言いふらされても気にすることでもないでしょ。ファザコンまではいかなくても感謝しているところは結構あるのは事実だし」


「Fuuuuu~、大人だねぇ~ん♪」


「なんで、そんな、変なキャラクターになっちゃったの?長いこと異世界(こっち)と私達の世界の間に縛り付けられて気がおかしくなったか?」


「元から」


「そりゃパパも警戒して軟禁したくなるわな」


「別に何かやらかしたわけでないのに?」


「とんでもない事をしそうなポテンシャルはあるよ。そういう危険性を孕んでいる奴は、まだ芽が育ちきらないうちに対策を打っておくっていうのはパパの考えに賛成できるところはあるけど………流石に娘の私から見ても、やり過ぎかなと。ちょっと非人道的過ぎるんじゃないのかな?あっ、魔王だから人じゃないのか。正確には」


「どっちでもいいわ。色々な意味で人じゃねぇんだよ」


「見た目と性格が一致しなすぎるんだよ」


「見た目と性格は関係無いでしょうが」


「いや、マリアに関しては見た目……特に顔が亀梨君に似てるから」


「ハイフンにキレられるぞ?」


「咲希。俺の術を解くまでに成長したのか。父親としては嬉しい限りだ」


「都合が良いときになったら子供を褒め称えるのは毒親の典型的な例。だから嫁にも逃げられるんだよ。ね?サキ?」


「ちょっ……あまり余計なことを言わないでってば」


「そんな気色悪いことを言ってるから嫁にも逃げられて、娘にも好き放題やられるんだよ!」


「すぐに気色悪いとか言わないの。あまりパパを刺激しないで。怒ったら何をするか分からないんだから」


「キショおございました」


「敬語で言えばいいってことでもない」


「後、怒ったら何をするか分からないってDV男かよ。ツイフェミが発狂する要素しかない奴が父親とは、サキも苦労するねぇ~?」


「今はマリアを解放しない方が良かったんじゃないのかなと後悔している」


「そういうことを言わないでよ~ん。私は助けられた恩はしっかりと返していく性格だから。与えられた恩は本人に意地でも返すスタンスよ。ということで、サキ。父親のことをどうしたい?」


「殺すまでは考えてないからな………私達に2度と楯突かないように追い込めればいいかな?」


「なるほど。再起不能にするならば……殺すしかないね」


「人の話は最初から最後までちゃんと聞こうって学ばなかったの?」


「あの2人、息ピッタリやな」


「柚依も居たら更に面白いことになりそうな予感」


「とりあえず、私達3人は傍観しましょう」


「「はーい」」

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