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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1540/1612

1524件目【???「藍華………助けて………」】

「一人で考え込むのは良くないよ。私達も協力するよ。そんなに考えているなら少しくらい情報を渡してくれても良いのにー。水臭いなー」


「案内人さんに対して嫉妬しているようなところがあったし、そんな2人にこんなことを頼むのは酷かなって思っちゃって………」


「推しの幸せと、推しが望む未来を応援できないなんてファンとして失格だよ。真のファンなら推しの行動の行く末までしっかりと見届けて応援しなくちゃね!」


「急にカッコいいこと言い出しやがって。この杏仁豆腐め」


「藤華も私と同じ考えであることを祈るよ」


「当たり前ェだろ。藍姉ちゃんが望むことを実現させる手伝いならいくらでもやってやるわ」


「ありがとう。本当に、ありがとう」


「いいんだよ。今更お礼なんて。そういうのを求め合うような関係じゃなくなってるんだから。そんなにペラッペラの浅い関係で出来ていないよ、私達は。少なくとも、私達はそういうつもりで藍華とは一緒に居るつもりだよ?」


「私は、本当に、良い仲間達に巡り合えたなって思うよ」


「ははっ、そう言ってると嬉しいよ。ね?藤華」


「あっ、えっ、う、うん……………」


「んで、これからどうするかっていうことについてなんだけど………藍華はどうしていくつもりなのかな?のんびりと時間掛けていくよりは、すぐに実行した方が良いんじゃないのかな?って思うよ」


「私も、なるべく早い段階で事を片付けたいっていうのはあるよ」


「じゃあ、今日中にでも動く?」


「えっ?マジで?」


「思い立ったが吉日って言うじゃん?」


「まぁ、その通りだけど………」


「今日の一針、明日の十針っていうのもあるくらいだから、問題は早期解決がベストなんだよ」


「わ、分かった………」


「そういうことで、鳥貴編もサクッと終わらせて………すぐにでも異世界編に移行しますか?」


「藍姉ちゃんも、サタンの居場所とかも分かってるんでしょ?根城的なものも」


「うん。分かってるよ」


「そこまで調べているんなら、本当にササッと終わらせた方がいいな」


「案内人さんを助けるため………私達は全力を尽くす!」


「本当にありがとう。私のワガママに付き合ってくれて………」


「良いって。良いって」


「魔王サタンと直接対峙か………形はどうであれ、どうなるのかっていうのは不安だな」


「咲希とかにも声掛けておく?」


「来てくれるかな?」


「まぁ、来てくれなかったらドンマイっていうことにしておきましょうか」


「咲希ちゃんなら協力してくれるでしょ?あまりにも拒むようなら、私が無理矢理にでも言うことを聞かせちゃる」


「止めて、止めて。魔王サタン様のご令嬢をあまり刺激しないでー。それで咲希の怒りを買ってパッパにでもチクられたら………」


「じょ、冗談だから………」


「よしっ!そういうと決まれば、今あるのを食べ終わったら、異世界に向かいましょう!これが私達の最後の戦いだ!」


「最後では無いけどね。まだまだ色々な戦いがこれからあるわけでして」


「なぬっ」


「なぬっ、じゃなくて分かりきってることでしょうが」



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