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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
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1522件目【サキ「バンジー、やってみてぇな……!」ユイ「はぁ………?」】

「意外と何事にも「うへぇあ!?」っていくような感じだと思うよ?なんか、そんな感じするじゃんか?私が感じている咲希ちゃんの印象はそんなとこかな?」


「あー、咲希はそういうところあるかもー。意外とラリってるところは当たってる」


「"前任"と似ているところはあるかもしれない」


「藍姉ちゃん、"前任"と比べたら流石に咲希は怒るかも。咲希は意外と義理人情の人間だから。そういうのに反する人間はゴミだと思っている節がある。本人の前では言わない方がええかも」


「分かってるって。だから、咲希が居ないところで話してるんだよ」


「藍姉ちゃんだと、どこかでポロッと余計なことを口走ったりしないかが心配なんだよなぁ……」


「藍華の口が堅いことは分かっているんだけど、身内同士での機密事項とかになると、平気でポロッと余計なことを言い出しそうな可能性があるんだよな……」


「分かる」


「私って意外と信用されていないんだなって思った次第」


「信用できる時と出来ない時の差が大きいっていうのがある」


「華鳥風月で一番人間としてのギャップが酷いは藍華だよ。絶対に」


「主人公が一番人間としてヤバかったパティーン」


「言いたい放題やな、貴様ら」


「犯罪者予備軍っていう意味じゃないから安心したまえよ」


「何一つとして安心できねぇんだが」


「で、話は戻って………咲希のファザコンの話なんだけど」


「それも良いやろ。向こうの世界とも接点がこれからも増えてくることになるから、否が応でも咲希のパッパのサタンとも繋がりを持つことになるはず。その時になってみて、咲希がどういうアクションやらリアクションをするのかっていうので知れる。今から深追いすることでもない」


「それもそうだね」


「第一、深追いするところでもねぇしな」


「メンバーのことは何でも知っておきたいじゃん?」


「別に知る必要がない部分だろうが」


「そんなことよりも、これから異世界(あっち)との接点が増えるって………藍華は向こうで何かしらの行動を計画しているの?」


「まぁ、色々とね。案内人さんのこともあるわけだし」


「あーね。その件があったか………」


「もしかしたら、案内人さんをどうにかするのでサタンが絡んでくるかもしれないし。魔王って呼ばれているくらいなんだ。何かしらの行動を起こしていてもおかしくはない。なかなかに非道とも捉えられるようなことをしていても何も不思議ではない。あまりにも酷いようなら………こっちの世界の影響も考えて対応しなきゃいけなくなる」


「た、対応って……相手は魔術やら何やらを使うはずだよ?それに身体能力とかに関しても、魔王ともなれば私みたいな女子高生が相手になるとは思えないほど桁違いなレベルかもしれないじゃん。いや、ほぼ確定みたいなもんでしょうよ」


「いやいや、あくまで話し合いで考えているから。そんな喧嘩の仕方で勝てるとは最初から思っていないよ。絶対に自分達が負けるような戦い方はしない。自分達が有利になるように進められる戦いしか私はしないから安心してくださいな」

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