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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1535/1612

1519件目【サキ「へっくし!」】

「これはSTAY.㎡にこれからに関わることだと思うんだよ」


「いや、そんな大した問題にはならないでしょうが」


「こういう小さな問題を蔑ろにすると、いざ問題が大きくなった時に対処が追い付かなくなるどころか、「あの時にちゃんと対応しておけば……!」なんていうことにもなりかねないのである!」


「藤華のコーラだけコークハイだったのかな?」


「そんなわけない。そもそもタッチパネルから酒類が一切頼めないようにタップできないようになってるんだから」


「だよなー。コイツ、コーラの何で酔っ払ったんだ?」


「カフェイン?」


「カフェインで酔わなくね?」


「それか、コカインでも混ざっていたのか?」


「麻薬入っていたんか」


「コカ・コーラのコカってコカインのコカっていう都市伝説があるみたいだけど………藤華のだけに、本当にコカイン入っていたんじゃね?」


「入ってるわけないやろ」


「コカインじゃなくて覚醒剤でも入っていたんかな?」


「もっと入ってるわけがない」


「てか、なんで咲希ちゃんがファザコンかそうじゃないのかっていうのが気になるの?」


「私達の中では親と関係が良好そうっていうのが異質だから」


「私達の中では異質かもしれないけど、世間から見たら私達が異質だから、咲希は割と世間的に見たらマトモな部類になるんじゃないのかな?」


「咲希が一番マトモっちゃマトモだよね」


「一番落ち着いているって感じはする」


「落ち着いてはいないやろ」


「ライブとかでも率先して変なことやり出すところはあるから、アイツもアイツで十分にキチガイだと思う」


「でも、日常生活では急に変なことをやり出すってことは無いじゃん?少なくとも、私達はあんまり見ないじゃん?柚依とかの前だとどうなっているのか分からないけど」


「何にも気を遣わないで済むような人の前ではキチガイになっている可能性もあるな………そこも探るためにも柚依という存在はキーですな」


「探らなくてもいいところを本気で探ろうとするあたり、ガチで頭おかしいと思うわ」


「そうだよ、藤華。遥華にまで頭おかしいとか言われたら、もう手遅れっていうもんじゃないよ?」


「藍華、サラッと私にも流れ弾を被弾させていく言い方はしないでくれる。流れ弾がクリーンヒットしているんだわ」


「気のせい、気のせい」


「気のせいじゃねぇわ」


「咲希、お主がファザコンなのかどうなのか……私がしっかりと暴いてみせよう」


「そんなところでやる気を出すんじゃねぇよ。他のところでやる気を出しなさいよ」


「仕事の方がちゃんとやる気を出しているよ」


「………………………………そうだね。藤華は仕事に関しては、誰よりもちゃんと向き合っているわ」


「誰よりも、っていうのは自信無いけど」


「咲希ちゃんの「パパー!パパー!」っていうのは、実父に対してはやってるのかね?別のパッパっていうことはない?」


「それはパパ活的な意味の方ですか?」


「うん」


「咲希がパパ活やるとは思えんけどな………それなりな金もあるはずだろ。パパ活する理由がないやろ。逆に金使うのを困ってるくらいだろ。咲希だって」

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