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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1530/1612

1514件目【ハルカ「やにぃぃぃぃ~~~!!!!」】

「けど、こうやって藤華と遥華の3人だけで休日にゆっくり飯を食うなんて初めてじゃない?いつもは仕事の合間とか終わり時にサクッと適当に済ませるから、時間的にも余裕無い状態での飯だったから話したいことも存分に話せなかったやん?」


「あー、そう言えばそうかもね。何回か飯自体は一緒に食うから新鮮味ってのが無くなったけど……こうして、時間も金も気にせずにのんびりと好きなだけ食うっていう、完全オフでの飯は初めてか」


「私がちゃんと支払ってあげます!」


「パパ活女の気持ちを体験ナウ」


「どっちかって言ったらママじゃね?性別的に」


「女口説いて弄んでいる奴は女と認めん」


「弄んではいないよ」


「私の事だって弄んでいるんじゃないの?」


「いや、なんでそうなるの?別にそんなつもりは一切無いんだけど………被害妄想が酷すぎやしないかい?」


「被害妄想じゃないもん。藍姉ちゃんが大人しくしていれば私がこんなに悩む必要なんて無くなるんだよ」


「う、うん………」


「えっ?なんでちょっと引いているの?」


「急にワケわからんことで責め立てられたら誰だって困るんでしょうが」


「責め立てるでしょうが。なんで私の気持ちを理解しようとしないのか、汲み取ろうともしないのか何故、浮気なんていうことをするのか………」


「どれも私の行動に当てはまってなくね?後、さりげなく、遥華のことは除外しているような言い方してるのが気になった」


「この場から自ら離れていったんだ。ニコチンの誘惑に離れていた意思の弱いヤニカスに選択権など有りはしない」


「遥華が帰ってきたら私も一服しておこうかしら?」


「はぁ?」


「えっ?なんで怒るの?」


「藍姉ちゃんは乙女心を分からなすぎる」


「乙女心って自己中な女が自分の要望を押し通すことを正当化するための単語だろ?」


「うっ…………い、否めないけど………それでも、実際にホイホイついてきたり、言うことを聞いちゃったりする男がいるんだから、実際には成り立っているわけだし。男心という存在はそういう経緯でちゃんと認知されているんだよ!だから、藍姉ちゃんのさっき言った理屈を誰かに投げ掛けたところで相手にされるわけがない!」


「確かに、その通りだがな………でもな、藤華よ?そんなもんに惑わされる方も惑わされる方だが、一番は惑わすことをいう馬鹿が悪いんだよ。あれだよ。詐欺は騙される方も悪いが、圧倒的に悪いのは騙した側みたいなもんだよ。騙された側が悪いとは言われても裁くための罰則は存在するわけがない。しかし、騙した側は詐欺罪で起訴されれば前科持ちになるどころか、執行猶予無しの実刑判決を下されることだってあるんだ。世の中は明らかなる悪はしっかりと形はどうあれ裁かれる仕組みになっている。それが人の手によるものなのか、神の意思によるものなのか分からないが………必ず、今世のどこかで地獄を味わうように出来ているんだよ」


「それすらもよく分からないのが乙女心を主張する女の特徴」


「藤華は、そういう理屈が分からん馬鹿女ってことで良い」


「私も、乙女心なんてよく分からない。なんじゃそれ?そんな気持ち悪い言葉が存在するんか!」


「ナイスな手の平drill」

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