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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1527/1612

1511件目【アイカ「記憶にございません」】

「大丈夫、大丈夫。私はそこまで女だったら誰でもいいってわけじゃない。……っていうのも何回も言ってるのに何で誰も信じてくれないんだろうか?」


「信じれるに値するような立ち振舞いが確認できないから信じられないんだよ」


「うんうん」


「男漁ってんならまだしもさ………女である私が少しくらい女漁ってても良くない?ただの友達作りにしか見えないじゃん?特に一線越えたりするわけでも、何ならキスしたりなんていうのも無いんだよ?手ぇ繋ぐのはしょっちゅうだけど」


「手ぇ繋ぐまでならやるんか。平気で。お主は」


「手ぇ繋ぐのとハグくらいなら良いやろ」


「ハグは浮気やろ?なっ?藤華」


「うん。当然だよ。何を開き直ってるの?藍姉ちゃん。ハグは浮気になるに決まってるでしょ?」


「ハグ云々に、お前らの思考回路がバグってやるやろ」


「そもそも何で女の癖に女漁ってんだよ」


「漁ってんじゃねぇんだよ。向こうから寄ってくんだよ。向こうから誘ってくるんだから仕方無いだろ」


「言い訳がヤ○チンかんだよ」


「やりのちんのすけ!」


「竿と玉が付いてねぇよ」


「ちょっとこれは、会議ですよ」


「藍姉ちゃんに飯奢ってもらうしかないな」


「全然良いけど。叙々苑でも何でも好きなだけ」


「金をガチで腐らせるほど持っている人間が余裕が違いますな~?」


「そんなズッシリとした銀行口座にダメージを与えるには、何日叙々苑通えばいいんだか?」


「10年掛けても無くならんよ」


「どんだけあんだよ。馬鹿じゃないの」


「いや、なんか、気付いたら」


「そんな虫みたいな感じで金は集まらん」


「ゴキブリみたいな表現すんなよ。なんだよ、気付いたらあるって」


「もう何でもいいから。行くならさっさと行くよ」


「「はーい」」


「社長、ちょっくら出掛けてきます」


「あー、分かった」


「ちゃんと出掛けることを社長に言うあたり、根の真面目が伺える」


「こういう細かいところも見て、惚れるんだよな~」


「………………………………………………」


「えっ?無視?」


「リアクションが分からなかった」


「なっ………!?ぬっ!?」


「ざまぁー!遥華ァァァ!」



私は2人を連れて飯を行くことにした。


なんだかんだで午後を回っている時間帯になった。腹も良い感じに減ってきたので、茶菓子食うんじゃなくてガッツリ飯を頂こうかと。



1階に移動しながら2人に何処で飯を食いたいのか?って聞いてみたら、まさかの鳥貴族が良いと言い出した。


まさかの格安じゃねぇか。チェーン店の居酒屋を指定してくるとは思わなかった。


でも、普通に高校生だけでも入れるからな。


たまに「鳥貴族は高校生だけじゃ入れないから!」とか言い出す無知なオバサンとか居るけど、そんなことないから。


酒類が頼めねぇだけで、普通に飯とソフトドリンクは頼めるから。ちゃんとそういうのを調べてから言おうな?


ババアの知ったかぶりとかマジで無様。ババアだけじゃなくてジジイもだが………なんで、団塊世代って自分が間違っていることを絶対に正しい!みたいな雰囲気醸し出しながら喋るんだろ?


馬鹿曝け出して恥ずかしくないんかな?

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