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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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143件目【物情騒然】

会話の内容が自由過ぎるな。


埼玉県民とか特定の路線を使っている人以外は「はぁ?」ってなるようなローカルネタだよ。関西の多くの人には絶対に伝わらないような場所だよ。


和光市?朝霞?新座?どこやねん!!ってなるよ。


やること無さすぎて……やること自体はあるんだけどね?授業中な訳だから、授業を受けるのが本命なわけで。


都内に住むのはどうのこうのとか言ってる時間では無い。今する話じゃないのは事実。



そんでもって本日最後の授業が終わるまで10分を切りました。本日も長い戦いが終わりましたよ。


これから、もっと長ーいめんどくさ~い戦いが待ち受けているわけですが。



「そろそろで今日も終わりだ~」


「芸能の方の仕事が残っているんだけどね……レコーディング、今日で今度の発売分のアルバム分は全部やるんだっけ?」


「みたいだね。リテイクで詰まったりしなければ大丈夫でしょ。元から音程とか一切気にしないで思うがままに歌っているんだし」


「サクサクって進んじゃうよね。デビュー当時は何も分からなくて苦労したけど、今となってはシンプルに作業だよね。特に意識しなくても録るためだけの歌声なら何も考えなくても出せるようになったから」


「そこまでクオリティを求めないようにしようってスタンスだもんね。逆にその方がちゃんと歌えるから。変にクオリティ上げようとして体がカチカチになって声がおかしくなってちゃ本末転倒だし」


「カラオケ行ってるノリで収録しとるもんな」


「そういうところまでも自由なんだけ。そういうのって機械とかいじっている人が色々と言うんじゃないの?」


「私達ってパートごとにそれぞれ録るんじゃなくて、指定された曲を全員が1曲丸々ソロで歌ったのを、上手いことをパート分けしたりミックスしたりって感じかな?そこに関しては私達は口出ししない。私達は噛んだり歌詞間違えたりしない限りは基本的に1曲歌いきったら、はい次!はい次!っていうので進む。終わったらお疲れ様です~っていう流れよ」


「そうじゃないとスケジュールがパツパツになりすぎるっていうのもあるけどね~」


「大変なんだねぇ~。そういうの大丈夫かなってなる」


「最初から出来る人間なんて居ないんだから徐々に慣れてくるよ。今日で千柰都に試しで歌声録ったとして、それで1発取りでOKだったら私達の芸歴は何だったんだ?ってなるから。出来ない方が私達も安心するっていうか……」


「無理に上手にやろうとしないで気楽にで良いんだよ」


「ちぃちゃんの話は由利姉ちゃんと社長に話を通しているから。後、社長から直々に「試しに歌わせる」って言ってるから。それで良い感じだったら、インディーズのアルバムの時にでも灯籠のカバー曲っていうことで組み込むっていうことにするってさ」


「社長はとりあえず、例の件をある程度片付けてから千柰都達の方には力入れてほしい。あっちやったりこっちやったりだと不安になるでしょうが」


「社長はともかく、そこら辺は由利ちゃんとか他の社員勢が上手くやってくれると思うから大丈夫じゃん」


「また由利ちゃんがグチグチ駄々こねるから、その相手するのが面倒臭いんだもん」


「それで済むなら良いでしょうよ」


「相手すんの、私なんだが?」


「私も付き添うから」


「千柰都、愛してる」


「それはちょっとキモい」



がびーん!!真顔で言われたから少しメンタルに切り傷入ったよ。ちょい深めの切り傷が入りましたよ……?

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